◆2006年6月30日(fri) 5拍子につづき9/8となる身体リズム


ガトーショコラwithホイップクリーム。大人の味で大人のハッピーバースデー。

 

 

 

 

飛騨高山麦酒。左からピルスナー、ペール・エール、ダーク・エール。どれも美味。

久しぶりのサボテン練習。
いづみちゃんの新曲とわたしのソロ曲をサボテン風に1曲。来月クロコダイルでは牧野くんも参加なので、お宅練習となった。
我が家はどんどん手狭になってきているのできついですが、ギュッと3人小さく集まってギター鳴らす雰囲気は、昔バンドを始めた時の事を思い出し、ちょっとワクワクする。
いづみちゃん曲とさとみちゃん曲は全然違う。わたしたちは変なノリと拍子については長年慣れっこなので多少難しくてもその内気持ちよくできることがわかっているからいい。でも、曲作り最初から参加が初めてのマッキーは大変だろうなあ・・・お察しいたしまっす。
真面目にやりつつ、大笑いの練習でした。音楽は楽しい。これが基本。

夜はそのまま食事パーチーということになっていて、牧野くんが手羽先入りの切り干し大根を作ってきてくれてビックリ。料理上手なのだった。いづみちゃんにはおいしいパンを持ってきてもらい、生春巻きとモッツアレラチーズ入りライスコロッケを食べてもらいながら、ほかの料理にとりかかる。練習後だったので「世界の料理ショー」のようにビールちょっと飲みながらいつもより緩慢なクッキング。温野菜サラダ、ハスと豚ひき肉の蒸し物、ジャガ芋とズッキーニのグラタン、それとガトーショコラを焼いた。あとはチーズとワインとビール。

野田っちと千駄木くんが誕生日で(って、なんとなくそうだったように思っただけで、やっぱり違ってた。でも、いつかは誕生日は来るのでヨシとしよう!)いつもお世話になっているのでちゃんとしたケーキを作ったのだった。おいしくできたのでよかった。野田っちオミヤのホワイトアスパラガスは焼いて食べる。千駄木くんオミヤの飛騨の地ビールはどの種類も味わい深くてベルギーのビールよりおいしかった。みなさん、わざわざありがとう!!

モゲラリアン『オレの出番だ!』2号の野田っちにミステリアンの画像ほかまたいろいろ見せてもらってしまい、そろそろ止めないと『危ない不思議ちゃん』に思われますよ、と牧野くんには言われたのだけど、どうも見入ってしまって駄目だ。今度はUボートに乗ってやってきたフランケンの・・・・・ああ、止めた止めたーこんな事書いたらまた大変なことになってしまう。
でも、Uボートってのが、また、おかしいよねえ・・・でクローンのゴリラだよ、どうもこうゆう発想がわたしのスルメンズな感覚をくすぐってしまうわけですよねえ。困ったなぁ。やだなぁ。

ところで、ゴリラやオランウータンが好きなわたしは「モリー・ゴングの一生」という上野動物園のモリーという長寿のオランウータンの歌を作っています。でも、全然ふざけた曲じゃないです。音楽はふざけてないですから。そこのところよろしくです。
サボテンもとても大真面目です。みなさん、よろしく。7月31日、クロコダイルです。

■2006年7月31日(mon)
原宿『クロコダイル』

<東京ナミイBAND+サボテン>
東京ナミィBAND
東京ナミイ vocal、鬼怒無月 guitar、近藤達郎 keyboards
早川岳晴 bass、田中栄二 drums
サボテン
松本里美 vocal, guitar、ミヤカワイヅミ bass、宮川篤志 drums
with 牧野琢磨 guitar
クロコダイル
tel: 03-3499-5205
http://www.music.co.jp/〜croco/index2.html
18:00開場/20:00開演
料金:予約2,800円/当日3,000円(オーダー別)
予約方法:お名前/人数/お電話番号と「7/31予約」と明記の上、info@callithump.info までEメールをご送信下さい(7/30〆切り)。
当日は、開場時間にご来場のご予約のお客さまから優先入場となります。
問い合わせ:キャロサンプ
tel: 03-3316-7376 e-mail: info@callithump.info

◆2006年6月29日(thu) 『THE MYSTERIAN』


FALLで買った首振り動物たち。うさぎのような立ちポーズの物はいくつかあったのだけど、結局馬・オオカミ・子鹿、という四つ足動物ばかり集めてしまった。

モゲラリアンたちに支えられ、わたくしのモゲラ熱は今朝ピークに達しました。
オリジナルのポスター、ほか映像の一部まで見るに至り、ギタリスト、カイザー(まだ聞いてはいない。だからこの人のギターセンスについて語ることはできませんが、モゲライラストによって、この方の秋葉系趣味が垣間見られ、秋葉系全面否定しないわたくしはこれで50%は受け入れることができるのでした)さんのCDのイラストのモゲラがわたしには強烈なイメージとなり、オリジナルを凌駕してしまったとココに発表いたします。カイザー改ざんモゲラですね、やっぱりわたしは。一目惚れということで。
だけど、オリジナルポスターとその中の宇宙人ミステリアンはとてもかっこいい。ポスターに出ている円盤や乗り物はパステルカラーで、丸みを帯びていて、なんとも良い。これらの雰囲気は『サンダーバード』によく似ている。もしかして、こちらの映画の方が先なんじゃないのかなぁ。ポスターにはサンダーバード1号のようなのもあるし、2号のようなのも見えている。ミステリアンもパステルカラーの色がついているみたい。英語タイトルは『THE MYSTERIAN』。モゲラは50mで5万トンだそうで、これは重い。見てないけど、すぐにやられてしまうらしい。重すぎなんだよ、きっと。曙みたいなもんなのかも。

ああ、もぅオタクなこと書いてしまったわ。

ところで、先日個展にも来てくれたカメラマンの本田晋一氏とはオタクな話しをよくするのだけど最近サイトがリニューアルされました。
http://www.rayzoo.co.jp/
日記もおもしろいけど、「WHO's WHO」ではカメラマンとしてインタビューをした各国の有名人との話しと写真が載っていて、それがおもしろいです。ロッカー系に会うと、前から自慢気だったのだけど、学者がおもしろいかな。ハービー・ハンコックとかティモシー・リアリーもおもしろいです。それから、自分のコレクションしているオモチャ(ハードなテクスチュアのものが多いです)の紹介もいいです。OTHERSからTOYSのところを見てください。

カメラマンだから、オモチャもすばらしくかっこよく写してるんですよ。本田さんの写真はダイナミックです。画像処理も一緒にやっています。そこにサンダーバード2号の勇姿が写っています。やっぱりバージルが操縦する2号が一番ですねえ。
実はわたしは小学生の時、お誕生日に男の子からこのプラモデルを貰ったという経験があります。すご〜く嬉しかった。名前も忘れないもんね。下手くそながらちゃんと作って、あとで見せました。よくわからないけど、本当はこの男の子は、わたしが作れないと思ってたのかもしれない。自分が作りたかったのかもしれない。『あたし作れないから、作ってー』と言えばかわいい女の子で良かったのかもしれないですねえ。でも、作れちゃうじゃん、そのくらい。器用だし。そこまで考えられるほど精神は器用ではなかったのだった。
今も多分そのまま。

スーパーでイカを見る。スルメンズ。仕事の直しが入ったので夜はお仕事となった。そうだ、きのうから伊勢丹府中店で「人気版画家掘り出し展」というのをやってます。わたしも昔の食べ物の版画など珍しいものを出しています。「柳ホテル」のシリーズでは『ロビン夢を語る、シシー「それは夢よ」と答える』という版画をだしています。実はこれは買ってくださった方が1名いらっしゃいます。でも、なんだかその後恥ずかしくなって引っ込めてしまいました。WEBには載せてますが、ちょっと恥ずかしい。2枚しか結局刷ってない。よかったら、買ってやってください。超レア。

■2006年7月31日(mon)
原宿『クロコダイル』

<東京ナミイBAND+サボテン>
東京ナミィBAND
東京ナミイ vocal、鬼怒無月 guitar、近藤達郎 keyboards
早川岳晴 bass、田中栄二 drums
サボテン
松本里美 vocal, guitar、ミヤカワイヅミ bass、宮川篤志 drums
with 牧野琢磨 guitar
クロコダイル
tel: 03-3499-5205
http://www.music.co.jp/〜croco/index2.html
18:00開場/20:00開演
料金:予約2,800円/当日3,000円(オーダー別)
予約方法:お名前/人数/お電話番号と「7/31予約」と明記の上、info@callithump.info までEメールをご送信下さい(7/30〆切り)。
当日は、開場時間にご来場のご予約のお客さまから優先入場となります。
問い合わせ:キャロサンプ
tel: 03-3316-7376 e-mail: info@callithump.info

◆2006年6月28日(wed) FALL打ち上げなのにやっぱしモゲった


『モゲラ』(ヘンリー・カイザーのCDジャケット裏より)足が長いアングロサクソンヴァージョン。


(c)東宝 これがオリジナル「地球防衛軍」のドスコイ元土木作業員モゲラ。(資料提供:オレの出番だ!No.4牛田牛蔵さん)


女好きらしい宇宙人、ミステリアン(資料提供:出元人tsugeさん)
FALL打ち上げ。大内さん、三品さん、突如チンドンの山田さん、わたし(写真:野田ち)

一体ぜんたい、わたしは何をやってんでしょう・・・。

身も心もモゲラってしまって、歌詞が作れません。こんなことしていてはいけない、と思うのですが、恋ですから、恋。心ここにあらず。
きょうは真面目にギター弾いてたんですよ。そしたら「オレの出番だ」4番目の人が現れて、モゲラのオリジナル写真を送ってくれたんです。牛田さんありがとう!
これを見ると、カイザーさんのはアングロサクソン系に直していることがわかりますねえ。オリジナルは縄文人風にドッシリ下半身です。
ゴジラが何年とかそうゆうことは調べてませんが、詳しい人は多いと思います。元々このネーミングはどこから来たんでしょう。罪深き街「ソドムとゴモラ」から来てるんでしょうか?
そして、アメリカ人ギタリスト、ヘンリー・カイザーさんがモゲラが好きなように、英国のサックス奏者ロル・コックスヒルもゴジラが大好きでした。どこにでも怪獣が好きな人はいると思いますが、「オレの出番だ」と宣言する人、みーんな音楽関連の人だったので、おもしろいなあ、と思ってしまった。

ヘンリー・カイザーさんのレコードにはモゲラを作った宇宙人ミステリアンの絵も載っているらしく、元々このCDを送ってくださったtsugeさんのサイトから勝手に画像を頂きました(とゆうわけです)、これもまた感慨深いイラストになってると思いませんか?この白いタイツで覆われた衣装とマントは、月光仮面のイメージに近いですねえ。頭はレジデンツ風で、雰囲気としては鉄人28号に出てくる悪者風。「オレの出番だ」5番目のきじまんによれば、かの伊福部昭先生が曲を作ってるんだって。へぇ〜〜ですねえ。しかもそれに誰がつけたのか勝手に歌詞がつけられていたようでそれがおかしくて仕方ない。
『女がとっても大好きミステリアン
 5キロ四方の女はみんな
 わしらのもんじゃ手を出すなー』
カイザーさんのに載っているイラストはまさに女性を拉致してる図になっているから、もぅ、おかしいったらない!

こうゆうことで一日終ってしまったと思ってはいけません。

モゲりながら、夜、西荻のFALLへ行きました。FALLの個展打ち上げを店の三品さんと大内さんがしてくれるというので行ってきました。そこへ、きのうに続き野田氏登場。店の商品お取り置きだったのを取りに来た。で、そのままみんなでカフェへ。話しは当然のごとくモゲラとミステリアンから始まり、野田氏「オレの出番だ」2番目ですから、詳しいわけですよ。映画も2回も見てるっていうのでちょっと悔しい・・・・。しかもカイザーさんにも会ってるって・・・悔しい。

そこへチンドン桜梅家の山田美香さんが前を通りまして、しばしご一緒にギネス&ワインしました。大内さんもチンドン学校に行ってたことがあるとかで(アンデルセンズ、sekifu、my pal foot footのベースもされてます)、ウニャウニャと盛り上がる。
わたしの長年の疑問をチト聞いてみました。新宿の紀伊国屋書店の地下にある舞台メイク道具屋みたいなところ、あそこは誰が使ってるんでしょう。と、やっぱりチンドン屋さんはここの使ってるんですって。ほかにも店ができたから、ここばかりではないらしいけど。あそこにあるつけヒゲとかはちょっと憧れでした(ヒゲつけてみたいでしょ)。キップの良い姉さんでした。その後三品さんと野田氏とまた刀削麺屋にいき、裏メニューを頂く。やっぱりおいしかった。

とゆうわけで、きょうも夜遅くまで外出。来週も打ち上げがあったのでした。まるで忘年会シーズンみたいです。まだ1年の半分ですけど。恐ろしくたくさんの事してる気がする。
とりあえず、きょうも楽しい一日でしたとさ。

■2006年7月31日(mon)
原宿『クロコダイル』

<東京ナミイBAND+サボテン>
東京ナミィBAND
東京ナミイ vocal、鬼怒無月 guitar、近藤達郎 keyboards
早川岳晴 bass、田中栄二 drums
サボテン
松本里美 vocal, guitar、ミヤカワイヅミ bass、宮川篤志 drums
with 牧野琢磨 guitar
クロコダイル
tel: 03-3499-5205
http://www.music.co.jp/〜croco/index2.html
18:00開場/20:00開演
料金:予約2,800円/当日3,000円(オーダー別)
予約方法:お名前/人数/お電話番号と「7/31予約」と明記の上、info@callithump.info までEメールをご送信下さい(7/30〆切り)。
当日は、開場時間にご来場のご予約のお客さまから優先入場となります。
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◆2006年6月27日(tue) モゲラはハナモゲラではなかったというジャズな夜


威厳たっぷりの『モゲラ』(ヘンリー・カイザーのCDジャケット裏より)

きのうヘンリー・カイザーの『RE-MARRYING FOR MONEY』で裏に載っている強力キャラ『モゲラ』のことを「日本の映画の宇宙人「モゲラ」なんだそう」、と書いたら、途端に約3名の人が『オレの出番だ!』とばかりわたしにツッコミを入れてきた。お馴染みmixiにも書いたけど、
『ウィキペディアによれば、怪遊星人ミステリアンが土木作業用に開発したロボットだが、地球征服 のため攻撃用に使用された。全身が黄金のキャタピラに覆われ、口にあ たる部分にもドリルを装備。各種目的に応じて装備の付け替え可能な尾 部を持つ。目からは殺人光線を照射する。

なんだそうで、何もワザワザ色を変えてまで、とお思いかもしれませんが、たいそうワタクシこの風体・その役割に胸騒ぐものがございまして(なのにまだCD聞いてもいない)きょうココにこうして再び登場させたのでございました。
いやー、見れば見るほどいいわぁ〜〜。

きょうは仕事もなんとか一つ片付き、イヅミちゃんの曲の5拍子のギターを弾きながらそれに合わせた歌メロをやっと考えつき、ハミングしながらギターが弾けるように特訓。無意識のようにギターが弾けないと歌えない状態なので練習というか訓練が必要なのだ。後半は歌った方が良いのか止めた方が良いのか考え中で、一応楽譜を持って新宿まで打ち合わせに出かける。歌詞は電車の中で思い浮かぶことが多いので、フガフガ頭の中でハミングしながら天から降ってくる(と信じている)素敵な言葉を待つのであった。しかし、きょうは何の贈り物も降ってはこなかった。
こんな日が数日続き、思わぬ時に詩は一気にできることが多い。

御苑のイカニモなお兄ちゃんがやってるタイ料理屋でキャロサンプ野田っちと美味しい麺(かなり美味しかったので、また違うメニューにトライしたい)を食べながら某プロジェクト打ち合わせ。で、持って歩いていた『モゲラ』を見せたら、オリジナルのではないのではないか?とのツッコミが!とゆうか、映画の絵というか写真ではなくて、描き直しているもののよう。でも、この白黒のボヤ〜〜っとした下手さ加減が何ともいいんで、わたしとしてはコレで充分モゲラっとしましてよ。
この元土木作業員モゲラってどのくらいの大きさなんでしょうねえ。この絵だとバルセロナのサグラダファミリアの完成図くらいな感じしますが、やっぱりウルトラマンくらいなんでしょうか。大きい・・・・


冷房無し、窓からの自然な空気でいい感じのタイ料理屋から新宿PITINNはすぐで、急遽夜は野田っちに連れていって貰ってジャズライヴを見ることに。今月は大友氏ソロというのを牧野くんと見に行って以来2度目。きょうは
phonolite: 水谷浩章(B)竹野昌邦,松風鉱一(Sax)松本 治(Tb)MIYA,太田朱美(Fl)橋本 歩(Vc)平山織絵(Vc)中牟礼貞則(G)外山 明(Ds)大儀見元(Per)新居章夫(Sound)
というジャジーな演奏。外山さんくらいしか知らないですが、とても良かったです。フルート2本、チェロ2台が美しい女の人たちで固められていて、あとはオジサン多数ですが、録音もしてたみたいだし、音がとてもきれいでアンサンブルが良く聞こえて久しぶりに美しい気持ちの良い音楽を聞きました。

と、知り合い二人も遭遇。ひとりは千駄木くんじゃん。DVD借りてた。次会う時返そう。もうひとりは%ホセのTさん。きのうはイヅミちゃんのBONSAItと一緒だったよね。ジャズ聞く人は結構わたしの回りには多くいる。元々マツキヨ氏もジャズベーシストだった。だからウチにはジャズのレコードがいっぱいある。

わたしも高校生の頃から良く聞いていたんだよね、実は。そうは見えないだろうけど。裏に住んでいた大学生のお兄さんが家の一部を改造してジャズ喫茶を作ってしまい(おばさんは「バカ息子!」と怒ってた)、わたしは学校から帰宅すると1週間のうち2日は夕飯までの間この店でオレンジジュース飲みながらレコードを聞いていた。兵庫県、西宮市、甲風園。西宮北口駅と門戸厄神駅の中間です。コンクリートうちっぱなしの建物に黒く大きくJAZZと書いてあった。電車からも良く見えてた。
神戸の震災のあと、一度その回りを友人と回ったんだけど、街はすっかり建てかわっていて、どこの家もモデルハウスみたいになっていて悲しさに誘われてしまった。勿論お兄さんの店もなくなってました。中学生の時に初めてコルトレーンとチャーリー・パーカーとオーネット・コールマンを聞きました。父の会社の人がプレゼントでくれたんですよ。ウチの人は誰も聞かなかったんですよねー、食わずギライで。父が聞いていたジャズといえばナット・キング・コールとかルイ・アームストロングとか、またはスィングジャズ、ビッグバンドのもの。まったくモダンジャズを聞かなかった。で、わたしが貰うことに。だって良かったんだもーん。

西宮のお兄さんのお店でもやはりモダンジャズばかりでした。誰のを聞いた、というのでもなくブラブラそこにいたのでした。

大学で東京に。いろいろ聞いてはいたものの、新宿のDUGには渋谷のブラックホークと同じくらい良く行っていた。山下洋輔トリオも何度か見にいっていて、昔はPITINNはDUGの近所で、モゲラとは全然関係ないらしいハナモゲラの小山彰太さんのドラムが好きで見に行った。サックスは坂田明の時も中村誠一の時も武田和命の時も、ドラムが森山威男の時も見に行った。広島の野外フェスティバルも行ったっけ。 その後とんとジャズのライヴには行ってない。で、きょう武田和命さんが亡くなっていたというのを知ってちょっとショックでした。
ハナモゲラの小山彰太さんは先日西荻FALLのそばのジャズの店でも名前を見かけたし、御活躍ですね。よかったよかった、ハナモゲラ〜

■2006年7月31日(mon)
原宿『クロコダイル』

<東京ナミイBAND+サボテン>
東京ナミィBAND
東京ナミイ vocal、鬼怒無月 guitar、近藤達郎 keyboards
早川岳晴 bass、田中栄二 drums
サボテン
松本里美 vocal, guitar、ミヤカワイヅミ bass、宮川篤志 drums
with 牧野琢磨 guitar
クロコダイル
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◆2006年6月26日(mon) 『Buenaventura Durruti』を聞く


笑う。

イラストの仕事をする。
犬のワクチンをしに動物病院に行く。二ヵ月もほったらかしていた。ついでに一ヵ月遅れでフィラリアの薬を貰い、ついでにノミ予防のフロントラインも購入。チィちゃんは活発なので草むらにズンズン入るからいつのまにかノミがくっついてくる。
おとなしいので、病院でもかわいがられる。去年は体重4.2kg。今年は3.8kgになっていた。平均的パピヨン。合計23000円もした。でも、18500円しかお財布に入ってなかったので、フィラリアは一ヵ月分しか貰わずに帰る。18470円払う。帰りにアイスでも食べようと思ったけど、30円しか残らなかったので公園でのひとときも諦める。高いなぁ。でも、大型犬の比ではない。

帰宅したらポストに嬉しいものが届いていた。わたしの場合嬉しいものというのはだいたいCDなのだけど、数枚物々交換のようにして頂いた。どうもありがとー!どのジャケットも全然知らなくてもジャケ買いしてしまいそうに良いので暫く眺める。一番ジャケ買いしそうなのはヘンリー・カイザーの『RE-MARRYING FOR MONEY』で裏の写真に釘付け。日本の映画の宇宙人「モゲラ」なんだそうで、わたしが先日描いた「スルメンズ」みたいなイカ星人-鎧着用-レーザービーム。楽しいというのか、モノクロのせいか怖い感じもあり、夢に出てきそう。タモリの「ハナモゲラ」はココから来てるのかなぁ。コレを聞こうかと思ったけど、その前に歌を作らねばならなかったので断念。
少しギター練習をしてたら眠くなってしまった。昼寝。また仕事。ギター。夕寝。仕事。ご飯。お風呂。ここまでくると目が冴えてくるので、CD聞く。「モゲラ」はちょっととっておいて、まず聞いたものがいきなり良かった。
それはnatoレーベルの『Buenaventura Durruti』で、詳しくは知りませんが、スペインの革命家に捧げたものですね。スペインの内乱といえば、思い浮かぶのはカザルスの「鳥の歌」ですが、それが最初に入っていて(といってもチェロじゃないし、途中まではまったく違う曲なんだけど、それも非常にかっこいい)、鳥のさえずりが聞こえ、楽器が何であれ好きな曲だからもぅそれでOKなCDなのだけど、全編通して良かった。2枚組。ギターも好きだけど、ブラスも好きなので、6曲目も好き。曲自体が感動的。かといって11曲目のエレキギターも気持ち良い。ドラムとエレキギターだけ。これ誰なんでしょう。
たくさんの人が参加してますが、かっこいいギターはノエル・アクショテに違いない。と、それしかわからないので、決定した。10曲目(2枚目の)相当好き。きれいなガットギターの調べから突然エレキギター爆裂。こうゆうの好き。ゴーゴーガーガーいってる。12曲目はゾーゲナンテスに通じる良さ。さらに13曲目といいヴァラエティに富みながらも熱っぽいところは通じるものがある。ところどころに入っているテキストはこのドルッティ氏のほか、わたしの知ってるところではジョージ・オーウェル、ロルカの名があり、その中にアクショテの名前もある。御贔屓です。何が良いかって、どれをとってもノン・ポジションな音楽。
きょうの夜はこれを聞いて終ってしまった。
というわけで歌はできなかった・・・・。あした作ろう。

■2006年7月31日(mon)
原宿『クロコダイル』

<東京ナミイBAND+サボテン>
東京ナミィBAND
東京ナミイ vocal、鬼怒無月 guitar、近藤達郎 keyboards
早川岳晴 bass、田中栄二 drums
サボテン
松本里美 vocal, guitar、ミヤカワイヅミ bass、宮川篤志 drums
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クロコダイル
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18:00開場/20:00開演
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当日は、開場時間にご来場のご予約のお客さまから優先入場となります。
問い合わせ:キャロサンプ
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◆2006年6月25日(sun) ソロで聞くと個性が際立って面白い


ドッグランに行った。ボーダーコリーとスタンダードプードル。どっちもかわい。ギュ〜っとしたい。

きのうは、デスクワークをしばらくしたあと、夜高円寺「円盤」へ『ひらちゃんの地球空洞説vol.1』というひらちゃんの企画ライヴに行ってきました。全員ソロ。

今だに中央線にちゃんと乗れない。
荻窪まで行ってしまった・・・・。何で高円寺止まらないんだ・・。最近高円寺に人口集まってるから、JRさんお願いだからわたしも良く行く高円寺には「特快」でも何でも止めて!何度荻窪とか三鷹とかまで行ってしまったことか。しかも、ボゥ〜っと降りてしまっても、どの駅もこのあたりは特徴がないからわかんないんだよ。それとも、ただ単にわたしがバカなんでしょうか。
気がつくと荻窪だったんで、このままライヴやめて西荻にでも行こうかと思っちゃいましたが、勿論引き返してライヴへ。もぅ8時少し前。ひらちゃんは企画&主役だからトリだと思ったら、もう終ってた。最初にやっちゃいたい気持ちはわからないでもない。企画って疲れるから。いつ見られるんだろう・・・ゴメンナサイ。次のドラムソロの山口さんもちょっとしか聞けず。次牧野くん。台所のシンクの音をバックに5曲くらいカヴァーとオリジナルと。アコースティックアルバムの4曲目、アレいい曲だと思ったら、カヴァーだったんだ。知らなかった。あとで話したけど、やっぱこの人アメリカのルーツミュージックが入ってるんだな。臭いと思ってたんだだよね。匂ってた。わたしはどっちかというと、ブリティッシュすね。でも、そのブリティッシュの中のプリミティブ風味がアメリカに渡ったあたりがそこはかとなくマッキーギターにはあるみたい、というのを発見。チューニングを変えてそのあたりがブーンと出ていた。その上に、小生意気な音響派(?)が加わってるわけね。小生意気で良いですね。若くて素直なのは気持ち悪い。普通若ければ生意気なんで、その意味でマッキーは素直なんでしょう。わたしもギターがんばろっと。7月はサボテンの準メンバーで出るので、よろしく。というか、みなさん見にきてください。

次はパグタスの坂田律子さん。ガットギターと歌の柔らかい音楽。顔ギリシャ人。
坂田さんは数年前から何かとすれ違っていて話したことがなかった。やっと打ち上げでお互い爆発。下北沢のPIGAで写真展とライヴをされているのです。PIGAのマスターが知り合いだからその事は聞いてたし、なんやかやとすれ違ってる。今度ご一緒したいものです、と話し、ギャラリーでライヴができる場所捜しは共通の懸案事項だった。

最後は蔦木俊ちゃん。ピッグノーズってアンプ内蔵の小さなギターでやってた。エフェクターと打ち込みを使って。わたしのマリンライダーもちゃんと使えるかなぁ。弦高が高いままで実はやりにくいんだけど、それさえ直せば使えるような気はする。最初後ろで聞いていて、歌もギターもクリアに聞こえていて良かったんだけど、途中から前列で聞いたら、音が混ざってて歌詞もなかなか聞き取れなかった。前列は楽しいけど、円盤は後ろで聞いた方が音は全然良いということがわかった。
ロックで良かった。独特なコード進行が結構わたしは心地よい・・のはずっと昔からそうなんだけど。「兄貴の詩がいいから」と良く俊ちゃんは言うけれど、俊ちゃんのロックがあっての突段ワールドだと思うし、両方が一緒になってのオリジナリティ、インディペンデンスだと思う。インディペンデンスって言わないか・・・・。インディペンデントでいいのか、名詞だと。自立ってことだと思うんだけど。インディーズって何よ?ところで。インディペンデントの略なのかなぁ。
と、今さらながらの疑問を投げかけながら終る。
これでドリンク付き1000円。安い。良い企画でした。ひらちゃんお疲れさま。遅れて本当に悪かった・・
中華屋で打ち上げに参加。久々サボテンもみんな集まり、楽しかった。8月は突段とやはりこれまた久しぶりに対バンさせてもらう。
普段バンドでやっていて、一人っきりでやることになると、それはもぅ緊張の度合いが違う。最初は自分にはそんな事とてもできない、とわたしも思った。元々バンドでも相当アガリ症で気持ち悪くなりながらやってたので(じゃ、やんなきゃいいのに)、考えてもみなかった。2年くらい一人でのものはやってるけど、やっと最近インディペンデントですよ。というか良いところも悪いところも、自己処理できるようになった感じ・・・と言おうかなんと言おうか。どんなものをやろうか、じゃなくて、どうやっても自分にしかならない、という事が2年やってやっとわかった。と言おうかなんと言おうか。

突段のギターの松浦さんがいきなり「モンティ・パイソン/レアリティーズ、コレクターズBOX出たね」と言うので「買ったもんね〜ヘヘヘェ〜」と自慢気に返事したら、即座に「馬鹿だなあ!」と言うので『なんだよぉ』と思ったら松っつんも買ってるじゃん!お互い馬鹿じゃん。
これを買った人はみんな勿体ながっちゃって、ちょっとづつ見ているらしい。わたしが、ジョン・クリースとチャップマンの方『At last the 1948 show』も、エリック・アイドル側の『Do not agust your set』も、ザザザ〜っと速回しで見たと言ったら、「なんてことだ、勿体ない!」なんて言う。わたしは今またちょっとづつ見てるんよ。大阪のきじまんが、わたしの日記に答えてくれているのか(多分そうだ、と確信している)1本目からボンゾ・ドッグ・バンドの曲名を日記に明記してくれているので、メモしてる。ひとまず5本目までをまとめる。
エーと、
1本目では『Monster Mash』と『The Sound Of Music』。
2本目は『Look Out,There's a Monster Coming』『Two Of Us』。
3本目『The Equestrian Statue』。
4本目『Hunting Tigers Out In Indian』
5本目『Hello Mable』。

と、盗用・・・というか模写してみました。さらに、よろしくお願いします。『Two Of Us』なんてあったっけ・・・さすがにザッとしか見てないなぁ、ワシ。これは、全部レコードとかCDになってるものなのでしょうか?

そういえば、去年英国のホテルのラウンジでお茶してる時、ラジオなのか有線なのかエリック・アイドルの曲が流れてきてうれしかった。突然聞けると楽しいもんよね。


■2006年7月31日(mon)
原宿『クロコダイル』

<東京ナミイBAND+サボテン>
東京ナミィBAND
東京ナミイ vocal、鬼怒無月 guitar、近藤達郎 keyboards
早川岳晴 bass、田中栄二 drums
サボテン
松本里美 vocal, guitar、ミヤカワイヅミ bass、宮川篤志 drums
with 牧野琢磨 guitar
クロコダイル
tel: 03-3499-5205
http://www.music.co.jp/〜croco/index2.html
18:00開場/20:00開演
料金:予約2,800円/当日3,000円(オーダー別)
予約方法:お名前/人数/お電話番号と「7/31予約」と明記の上、info@callithump.info までEメールをご送信下さい(7/30〆切り)。
当日は、開場時間にご来場のご予約のお客さまから優先入場となります。
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◆2006年6月23日(fri) 『FALL/Satomi M. with mama clio』さらにmp3で聴いてね


愛用の赤ガラスのボトルネック。木こりサンタ入り。(エレキギターを弾く時に使います)

きょうは仕事。
ずっとデスクワーク。飽きてくるとインターネットを見たり録音を聞いたりする。
そいでもって、きのうも書いたように17日のFALLでのmama clioとの録音をmp3にしたものをまた聞いて笑ったり、感動したりしていまして・・・でも、な〜んか変なのよねえ・・アア!わたし右耳が聞こえない!ど、どうしよう!と思ったら、RIGHT側出てない(パソコンにイヤホンつけて聞いてました)。録音は、今回はビデオからしかとることができなくて、そこから配線してとったのですが、いろいろコードを繋いでいたので、そのジョイント部分の右側がキチンと収まってなかったようなのねえー。もぅガッカリ。
これをまた最初からやるわけですよ。で、仕事は途中になってしまい、やっぱり火曜日までの仕事はロスタイム(月曜日ならまだマシ。火曜日午後、の締きりの場合は午前中にやる場合もある。当然)にやるということになってしまうんだよね。
数時間かかってなんとかWEBにUPしましたので聞いてね!

きょうのは、チョットいつもの感じじゃないですよ。こんなのもアリです。

■17日の「FALL」Satomi M. with mama clioライヴの音をMUSICのページにUPしました。3曲聴けます。
http://www.satomin.jp/music/6617falllive.html
mama clioの演奏に参加させてもらった1曲も聴けるようにしました。左のボトルネックというものを使ってギターを弾いてます。オーバードライブを使ってこのボトルネックでスライドギターのようにしたら、な〜〜んかバグパイプみたいになったんですよ(と、自分では思っている)。ナンチテ、全然違うんだけどね。おもしろいから聴いてね!


引き続きコチラも聴けます。
■7日の「円盤」Satomi M. with Takuma M.ライヴの音をMUSICのページにUPしました。3曲聴けます。
http://www.satomin.jp/music/667withtac.html

たたみかけるようにmp3天国。やっと一段落なので、次のことしよっと。
■2006年7月31日(mon)
原宿『クロコダイル』

<東京ナミイBAND+サボテン>
東京ナミィBAND
東京ナミイ vocal、鬼怒無月 guitar、近藤達郎 keyboards
早川岳晴 bass、田中栄二 drums
サボテン
松本里美 vocal, guitar、ミヤカワイヅミ bass、宮川篤志 drums
with 牧野琢磨 guitar
クロコダイル
tel: 03-3499-5205
http://www.music.co.jp/〜croco/index2.html
18:00開場/20:00開演
料金:予約2,800円/当日3,000円(オーダー別)
予約方法:お名前/人数/お電話番号と「7/31予約」と明記の上、info@callithump.info までEメールをご送信下さい(7/30〆切り)。
当日は、開場時間にご来場のご予約のお客さまから優先入場となります。
問い合わせ:キャロサンプ
tel: 03-3316-7376 e-mail: info@callithump.info

◆2006年6月22日(thu) The Blue Tokyo Tower


スコットランドのale3種をFALLのLIVEの時に貰いました。右からスカイ島、アラン島、オークニー島のもの。きょうはオークニーのを開けました。美味しいですよ。アラン島よりも黒いです。スカイ島のはもっと黒く見えますね。

月曜日から三日間犬の散歩以外外へ出なかった。
ゆっくりできてよかった。
しかし、仕事はどんどんたまっていき、きっとまたロスタイムの女なのねー。

きょうは久しぶりのセクシー&ヒッピー英会話に行きました。エミリー先生はスピリチュアルな話しも多いけれど(アートセラピストなので)、セラピーというものにあまり興味がないし(自力でいつも解決するので)、自然派じゃないので(似非アウドドア女なので)わたしとはどちらかというとアートと社会つー話が多い。
たまたま東京タワーの色と東京の建物の色の話が出て、先日FALLでもその両方の話が出ていたので盛り上がった。エミリー先生はビビッドな色が好きだ。東京の街がグレイなのが気に入らない。そりゃあ、安藤忠雄建築乱立の街だものグレイですよ、パステルカラーになんてなりませんよ、新たに建つ東京タワーはブルーだそうですよ、と言うと、グレイの街に空の色と同じではどこにあるのかわかんないわよぉ、湾岸にできるのなら、並んでいるお台場の観覧車みたいにレインボーカラーにすればいいのに、などとおっしゃる。で、あなたはどう思うの?と聞かれる。そうさなぁ・・・わたしの東京タワーはやっぱり赤と白なんだもん、ブルーなんて想像つかないもんねえ、だって赤と白なんだもん・・・困ったなぁ、赤と白なんだもん、と心の中で繰り返し思うんだけど、そんなこと言っても始まらないのが欧米人との対話。「赤と白のイメージが強くてほかの色の想像がつかないけど、ブルーも見てみたい」と一応答えた。わたしの好きな観覧車は今のところ真っ赤な梅田のものが一番で、お台場のレインボーカラーは駄目っすね。

きょうの、ああ、勘違い。エミリー先生と建築の話しをしていた時、ノートに『DIARAMA』と書いて辞書で調べてみて、と言われた。わたしの持っていた電子辞書には日記を書く人としかでてなくて、「そうじゃなくて、・・・」と先生説明しようとした時に、わたしの頭のなかにはエミリー先生の好きそうな言葉がポッカリ浮びまして、「わかった!ダライラマでしょ!」もぅコレしかない!と自信たっぷりに言ったら、大笑いされた。「ダライラマ??!!ギャハハ〜〜NO NO これはそうねえ、ミニチュアのような・・・」・・・わかりましたよ、ジオラマのことでした。ジオラマ、ダライラマ、ジオラマ、ダライラマ、・・・わたしは50%は推理で授業をしている。
きょうはそのまま久しぶりの工房へ。刷り増ししなきゃ。
木曜日は先日ライヴでご一緒したロケット・マツさんの弟さん講師で来ている日。「いいライヴだったんだよー」とFALLのライヴの話をする。きょうはそのあと、どんどんFALLに来てくれた人たちが来て、みなさんFALLで何か買ったらしい。そしてその中の数人はあの通りをまっすぐ行ったところにあるチキンライス屋のムーハンに寄っていたことがわかった。わたしも1回行った。

そういえば、過去の日記でFALLに最初に行った日のところを見てみて、ビックリしてしまった。というのは、まったく意味もなく『腹話術でもしましょうか』と書いているのだっ!ど、どうしたんだろう・・・・なんでそんな事書いてたんだろう?疑問。そのことなどスッカリ忘れて、やってしまっていたジャン。
(2月22日の日記http://www.satomin.jp/diary/2006/d0602.html#20060222

■FALLでのLIVEの写真をUPしました。見てね。
http://www.saboten.biz/live/live49.html

■7日の「円盤」Satomi M. with Takuma M.ライヴの音をMUSICのページにUPしました。3曲聴けます。
http://www.satomin.jp/music/667withtac.html

家に帰ってから、FALLのビデオを見て、数曲mp3化する。録音がちゃんとできてなくて、ビデオからのものだからそんなに良い音ではないけど、雰囲気は伝わると思います。多分あしたUPできると思います。

■2006年7月31日(mon)
原宿『クロコダイル』

<東京ナミイBAND+サボテン>
東京ナミィBAND
東京ナミイ vocal、鬼怒無月 guitar、近藤達郎 keyboards
早川岳晴 bass、田中栄二 drums
サボテン
松本里美 vocal, guitar、ミヤカワイヅミ bass、宮川篤志 drums
with 牧野琢磨 guitar
クロコダイル
tel: 03-3499-5205
http://www.music.co.jp/〜croco/index2.html
18:00開場/20:00開演
料金:予約2,800円/当日3,000円(オーダー別)
予約方法:お名前/人数/お電話番号と「7/31予約」と明記の上、info@callithump.info までEメールをご送信下さい(7/30〆切り)。
当日は、開場時間にご来場のご予約のお客さまから優先入場となります。
問い合わせ:キャロサンプ
tel: 03-3316-7376 e-mail: info@callithump.info

◆2006年6月21日(wed) 『SATOMI M.&TAKUMA M』やっとUP


LIVEの時に花を貰った。またまた嬉しい〜きれい〜
同時代社、高井さんありがとうございました!「在英/ワーキングウーマン事情」売れますように!

きょうは午前中だけじゃなくて元気だった。
きのうの昼寝数時間でここんところの疲れはスッカリ復活した模様。やっぱりわたしは強靱な肉体を持っているような気がする。雨も止んだのでチィちゃんの散歩もルンルンだ。
きょうから暫くは音楽モードと決めている(かといって仕事はやっぱりたまっているんだけど)。まずはイヅミちゃんが送ってきた新曲を繰り返し聞く。実はそれを聞く準備をしながら借りていたジョン・ケージのCDをかけていたのだけど、その中のプリペアード・ピアノの音をCDプレイヤーで聞きながらイヅミ新曲をパソコンで同時に鳴らしたら、まったくもってうまく混ざりあって良い音楽となった。でも、それはまずい・・・・ワダ〜ルになってしまう。きょうは繰り返し聞いて雰囲気を掴むまでとする。
それからたまっているLIVE録音の整理をする。7日の「円盤」ライヴの音を約束通りWEBにあげることにした。何度も聞くことになるので時間がかかってしまった。しかも、聞いてる内に止めようかなあ、ヤッパシ、と思ったりもして・・・・。でも、やっぱりUPしちゃいました。MUSICのページです。3曲聴けます。
http://www.satomin.jp/music/667withtac.html

さらに、17日のFALLのライヴのビデオを見る。悪夢のように最後のセッションが切れている。サッサと諦めよう。『 Sheebeg and Sheemore』は笑える。途中まではママクリオらしいほんわりムードなのに、わたしが入った途端何の曲かわかんない。エレキノイズにしたかったのですが、わたしなりに10音の内1音くらい合わせてる風で、日和ってしまったなぁ・・・・とちょっと反省した。でも、何の意味があるのかなぁ、ノイズに。別にノイズミュージックなんてわたしは好きじゃないですよ。エキサイティングな気持ちになる、その体感だけが命なんだろうなぁ。そうゆう時もあるけど、いつもいつも聞きたくないなぁ。いつもいつもそうゆう音楽やってる人も、きっといつもはボサノヴァとか聞いてるに違いない。
ビデオでおかしかったもののひとつは腹話術で、これもノイズと同じで別にわたしの得意芸でもなんでもないですよ。口しっかり動いてたし。ただ、おかしそうだからやっただけ。こんな事やってていいんだろうか・・・・。昔はもっとハードな雰囲気でやってたのになぁ・・・。サボテンではこうゆうことはできるだけやらないようにしたいです。ハードロッカーですから(?)。
もうひとつはロケット・マツさんとわたしの噛み合わない会話。縁側で老人同士が話してるみたいでスピード感がまるで無い。でも、演奏は良かったですよ、ほんとに。ヴァイオリンのクリスチさんがビデオで見たら、どの曲にもそれに合ったいろんな音を出していることがわかり、ほかの方もそうなのだけど、切羽つまってのリハしかしてないのに、本当に一生懸命考えてくれて、嬉しかったです。

ビデオの中のママクリオとの2曲くらいを続けてUPしようと思ってます。すばらしいセッションの音はあそこにいた人たちだけの記憶の中にとどめましょう。良い思い出です。(もぅスッカリ過去)

■2006年7月31日(mon)
原宿『クロコダイル』

<東京ナミイBAND+サボテン>
東京ナミィBAND
東京ナミイ vocal、鬼怒無月 guitar、近藤達郎 keyboards
早川岳晴 bass、田中栄二 drums
サボテン
松本里美 vocal, guitar、ミヤカワイヅミ bass、宮川篤志 drums
with 牧野琢磨 guitar
クロコダイル
tel: 03-3499-5205
http://www.music.co.jp/〜croco/index2.html
18:00開場/20:00開演
料金:予約2,800円/当日3,000円(オーダー別)
予約方法:お名前/人数/お電話番号と「7/31予約」と明記の上、info@callithump.info までEメールをご送信下さい(7/30〆切り)。
当日は、開場時間にご来場のご予約のお客さまから優先入場となります。
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◆2006年6月20日(tue) 『もうひとつの英国フード記』やっと更新

いつものように午前中は元気だ。
たまったこといろいろ。わたしは版画制作と音楽活動をしているのですが、パソコンの前でやることが多いというのはどうゆうことなのか。
元気な内に一つやってしまったのは、途中まで書いてほったらかしだった『もうひとつの英国フード記』の更新。どこで誰が読んでるかわからないもんですねえ、楽しみにしている人もいるようなので、嬉しいです。途中だったスウォンジーからのものを一挙に二つ書きましたので、ご覧ください。今回はウェールズの田舎のホテルのディナーと、ディラン・トマスのこと。
http://www.satomin.jp/diary/britishfood.html/britishtop.html

ガーッとやったらお腹がすいてお昼となり、卵焼きと海苔とご飯でお昼を済ませたら突如11日間とその前からのハードスケジュールが身体にのしかかり、数時間寝てしまった。夢を見た。CD-Rばかりを集めた書庫のような部屋を持つ家に住んでいるわたし。白と赤の家で、その一画で個展を開いている。個展はかわいらしい白と黄色のカバーの児童書の原画展で、自分ではコレを描いた記憶がない。中のイラストはケストナーの挿し絵作家トリアーのようでもあり。「地下鉄のザジ」とか「ぼくの叔父さん」とかのフレンチ風味でもあるかわいらしさ。大ヒットしているらしく、カレンダーもできている。カレンダーはブルーの地に白や黄色の風船の絵が描いてあり、やはりザジ風。わたしにもこんなかわいいもの描けるんだなぁ、と描いた記憶がないもんだから、秘かに「ラッキー!」と思っている。お客がくると、カラバッジョの絵のような大きな鉢に入った果物テンコモリの前に立ち、いかがですかぁ?なんて招きいれる。ゴールドのドレス着てる。何者だ???床は黒と白の市松模様の大理石だった。
正夢になってね。

エミール・クストリッツア「ジプシーのとき」を途中からチラと見てしまった(何故か持ってる)。わけあって別のパソコンで流していて、こちらからは音だけが聞こえる。音だけでもいい。
なかなか疲れがとれなかったけど、多分あしたはまた元気だと思う。朝が良いな、朝が。

■2006年7月31日(mon)
原宿『クロコダイル』

<東京ナミイBAND+サボテン>
東京ナミィBAND
東京ナミイ vocal、鬼怒無月 guitar、近藤達郎 keyboards
早川岳晴 bass、田中栄二 drums
サボテン
松本里美 vocal, guitar、ミヤカワイヅミ bass、宮川篤志 drums
with 牧野琢磨 guitar
クロコダイル
tel: 03-3499-5205
http://www.music.co.jp/〜croco/index2.html
18:00開場/20:00開演
料金:予約2,800円/当日3,000円(オーダー別)
予約方法:お名前/人数/お電話番号と「7/31予約」と明記の上、info@callithump.info までEメールをご送信下さい(7/30〆切り)。
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tel: 03-3316-7376 e-mail: info@callithump.info

◆2006年6月19日(mon) Some Winding Shapes終りのことば

■FALLでのLIVEの写真をUPしました。見てね。
http://www.saboten.biz/live/live49.html

きのう、楽しかった個展が終了しました。
思えば、中央線沿線で個展をしたのは初めてで、なんとなくいつもと客層が違うんですねえ。圧倒的に若い人が多かったと思います。普段代官山、原宿、青山近辺が多いわたしです。そんなわけでお高めの絵は全然売れませんが、ポストカードだけは驚異的に売れていたらしい。カードはそのまま「FALL」に置かせていただけることになりました。「英国フード記A to Z」も1册置いてくれましたし、サボテンの「Let's SATIE!」もそのまま平積み(2枚)になっていますので、是非、お買い求めを!このCD-Rは「FALL」でしか売ってません。あとは通販です。違いのわかる良いお店です。

さて、最終日も雨がザーザー(いいですね、この表現)降って、アンニュイな三品さん(そうでもないかも)が作曲した曲の入っているCDを聞きながら、雨に合ってて「やっぱアンニュイね」。そのあとわたしの8mmフィルム作品DVD「+P」を見て「やっぱりバカですね」ということになった。そんな話しをしていたら美術家の皆川さんがふらりと来てくださって、とても深いお話をする。その前にバカな話しをしていたので切り替えるのが困難なのだった。ガンバレ、わたし

もっとアナーキーになれるだろう、という話しをした。昔大きな立体を制作していた時の方が自由でわたしらしいということをおっしゃっていて、わたしとしてはどこをどうしたら良いのかはわからないのだけど、それなりに物事を真摯な気持ちで考え生活していれば、自ずと素直な自分らしい表現はできてくるのだろうと感じている。個展を繰り返す中で、それは少しづつでも実現されてはいると思うし、いつもシッポはちょっと見えてはいるけど捕まえることはいまだにできず、完成されたイメージに捕われて少し小さくまとまり過ぎているような気はしないではない。皆川さんとは、『空間の不安』についても話した。このとりとめもない不安を知っているかどうかは大問題で、まとめあげることによって安心は得られるだろうが、それが自分の素直な気持ちの発露かどうかは怪しい。誰のための絵かなぁ?自分のための絵とそうじゃない絵ってあるだろうか?自分のための絵がヒトのための絵になることになればそれは幸せだと思う。皆川さんは「自分だってそうだけどさ・・・素直な表現したい」と、いつも真正面の人で好きです。
版画は技法が80%はあると思う。でも、わたしはそうゆうのはどうでもよくって、いろんな技法があるのは知ってるけれど、だからって特に感心することもない。だから版画じゃなくても良いのだ。でも、今は版画が好きなのでソレにしてる。
結局、わたしは単なる妄想癖が存在するだけで、アレコレ描きたいことを思い描いている間が一番ノリノリで、絵になったあとはフゥ〜とちょっと小さくまとまってしまうんだなぁ。「君、内容をしゃべってる時の方が自由で生き生きしてるじゃない」と言われ、そうか、単なる妄想女なんだな、と思った。しかし、たしかに、絵でも音楽でもどうでもいいのだ。何か形になって表わすことができれば何だって構わないと実は思っているわけで、絵と音楽が一番うまく行くように思っているだけのことなのだと思う。(しかし、愛は違う。と、NHK朝ドラのかっこいい津軽弁画家のトウゴさん(容姿から逸話まで太宰風)がこう言っていた「愛は思っているだけでいいんでねえか」。)

ちょうどデザイナーのたけむらさんも来ていた。横浜のM.ドネダ&山内桂さんの時にお会いして以来2回目にしてわたしの妄想癖がバレてしまった。バレバレ。たけむらさんはコンポステラのCDのジャケットデザインなどもされている方で、ライヴで登場した近藤さんもお知り合いだったようなので、ライヴおもしろかったから、来られなくて残念だったと話した。ジャケットデザインをしてるわりにはあまり音楽関係知らないとおっしゃるのだけど、ハッキリ言って、わたしより知ってると思います。それにこのようなウニャウニャしたあたり知らなくてもいいし・・・・。

最終日も恙なく終りました。7時半撤収。またFALLには伺う予定です。
三品さん、そして、声をかけてくださった大内さん、本当にありがとうございました。
とても楽しい11日間でした。
次回、パペットショーでお会いしましょう!(実現度30%)


LIVE当日の朝、思い立ってケーキを作ることにした。
電子レンジで作る「ミルクラプサンスーチョンティ・ケーキ」。

スポンジケーキができああったところへ、煮出した甘いラプサン・
スーチョンティを回しかける。たっぷりと。あとは冷蔵庫でしっかり冷やします。


朝子ちゃんに40個くらいに切り分けて準備してもらいました。
いつもありがとう。

試食したら結構紅茶本来のスモーク臭がきつかったので、ホイップクリームとブルーベリーをトッピングしました。これでマイルド似食べ易くなったと思います。いかがでしたか?


お菓子作りしてる暇があったら練習せんかい!と天の声が聞こえてきそうなわたしの演奏。
これはmama clioの時に『Sheebeg and Sheemore』でギター参加した時の写真。わたしはスライドギターでアイルランドの過激な一面を表現してみました(ウソです)。マツさん呆然と見てる。あとの方は淡々とほのぼのと演奏中。

さてさて、ワールドカップ、クロアチアと引き分けっつー煮え切らない中、煮出したラプサン・スーチョンのお話をば。

17日のライヴの日は、実はケーキ作りは諦めかけていたのだけど何故か子どもが5時に起きだしたため、わたしも一緒に起き、奮起して作ることにした。
一応レシピは存在しますが、それはアールグレイティを使用してます。でも、アールグレイはアールグレイ伯爵がラプサン・スーチョンを飲んで思い立って作ったティなので、コレは料理としても文化社会学的にもやってみる価値はある、と思ったのであった。わたしの料理はほとんど考え方が男の料理なので、こういったしち面倒臭い理屈がないとやんない。

まずは卵とグラニュー糖を泡立てます。そこに薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、バターを塗ったガラスの容器に移し、ラップをふわりとかけてレンジ弱で11分。強で2分。できあがったらお皿にひっくり返し、砂糖とミルクで煮出したラプサンティをザザザァ〜っ、ビチャビチャァ〜っとかけます。そして冷蔵庫へ。9時頃には出来上がっていたので、持っていく時にはヒンヤリとなっていい感じでした。
試食したら、やはりラプサン特有のスモーキー臭が相当する。それにレシピより砂糖を控えたため苦い感じもする。で、ホイップクリームとブルーベリーをトッピングすることにした。
これが大成功で、紳士淑女のお菓子風となりました。

だからと言って、美味しい!と手放しでは申せません。やっぱりアールクレイの方が美味しいです。ただ、世界初の試みなので、そこんとこヨロシク、とライヴの前にご挨拶しました。

アイス・ラプサン・スーチョンも作って持っていったので、みんさんたくさん飲んで、食べて楽しかったと思います。
こんな事やってる暇があったらギターの練習でもせんかい!と天の声がグサグサ聞こえますよ、そりゃあ、聞こえますってば。でも、こうゆう性分は治らないんですよ。好きにさせてください、神様。

そいでもってギターと機材とケーキ持って西荻へ。きついです。
天気もよかったしお客さんも続けて来ていたので、ずっとしゃべってまして、アッという間に5時のリハタイム。出演者全員集まったのでさっそくmama clioとわたしのリハから。

一度リハはしてるけど、ロケット・マツさんが入ってのリハはこの1回きり。まずはmama clioの「Sheebeg and Sheemore」に途中からわたしがギターで参加というのをやりました。コードは簡単なのですが、敢えてわたしらしくそうゆうことしませんでした。わたしが使っているオクトーヴァーというエフェクターにはオーバードライブがついてまして、滅多に使用しませんが、これを使ってスライドギターで即興することにしました。音がグァンと突出する直前にボトルネックでビヨンビヨンをさせてやるんですが、結構おもしろい。爆発してるようで禁欲的。素朴なアイルランドの曲にこんなことやっちゃっていいのかしら・・・いいって言うんだもん。
それからわたしの曲の中でアコースティックに合う曲4曲をやりました。リハではブルガリアのバグパイプのガイダが鳴り響きとても気持ちよかったのですが、もしかしてポリス来るかも・・・ということで、この楽器の入る「Eel Pie Island Song」は最後に演奏することにしました。やり逃げ、を企んでました。
全曲やり終ったら、見ていた人たちから拍手が沸きました。リハで拍手なんて初めてです。それほど良かったです。

それから、本番となりました。sans deerさんに始まり、mama clioさんへ。ガイダの音で覗く人もいましたが、なんとか無事にすみましたね。
mama clioはパスカルズのお二人がメンバーにいるし、小規模素朴タイプパスカルズな感じとでもいうのか、トラッドっぽいです。たとえば「マイムマイム」なんかもやります。リーダーはヴァイオリンのクリスチさんです。
みなさんほのぼのとしてます。sans deerの方たちも静かで、なんだかお下品な人のいないライヴでした。(変な表現だけど)

ビデオ撮ってたんですけどねえ・・・・なんと、最後の近藤さんとの間奏部分の手前で切れてました!わたしの腹話術あいさつさえなければ・・・・入ったのに。しかも、録音も切れてた・・・ガーン。
幻のセッションとなりました。みなさんの記憶の中だけに、あの素敵な演奏は残るのであります。

そのほかの演奏は一つくらいmp3でupできると思います。

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終ってからもみなさん絵を見てくれたりお店の雑貨を見たりしてしばらく楽しく過ごしました。口々にラプサン・スーチョンの話しが上り、やはり正露丸臭がするというのが一番多い意見ですね。美味しいとか美味しくないとかの問題じゃないのよ、コレ。マツさんによると、今年のパスカルズツアーはフランス、ドイツからさらにイギリスにまで行くのだそうで、イギリスに行ったらどこかでラプサン・スーチョン飲んでみる、と言っていた。是非、お試しください。水が違うから、また違った味わいだと思いますよ。
まったくもってラプサン伝導師ですな。日本で一番このお茶飲んでると思います、わたし。

帰りはFALLの大内さんと一緒に帰る。大内さんはバンドもやってる方ですがアートイベントに関係して芸大の助手もされていました。で、なんとあの美術ジャーナリストの村田真、通称マコリンもご存知だったのでした!驚きだ。村田さんは立派な先生です。芸大の非常勤講師などもされてます。でも、サボテンにとってはマコリンなので、なんとも言い堅し。アートで街を活性化するのは難しい。わたしも今少しそんなことに足を踏みいれかけているのだけど、問題はとても深い。行政に頼る頼らない、これも一つの問題だと思う。

またきょうから気持ちを入れ替えて、やるザンス。
個展、ライヴにご来場くださったみなさま、ありがとうございました!ひとり ひとりの感想忘れません。

■2006年7月31日(mon)
原宿『クロコダイル』

<東京ナミイBAND+サボテン>
東京ナミィBAND
東京ナミイ vocal、鬼怒無月 guitar、近藤達郎 keyboards
早川岳晴 bass、田中栄二 drums
サボテン
松本里美 vocal, guitar、ミヤカワイヅミ bass、宮川篤志 drums
with 牧野琢磨 guitar
クロコダイル
tel: 03-3499-5205
http://www.music.co.jp/〜croco/index2.html
18:00開場/20:00開演
料金:予約2,800円/当日3,000円(オーダー別)
予約方法:お名前/人数/お電話番号と「7/31予約」と明記の上、info@callithump.info までEメールをご送信下さい(7/30〆切り)。
当日は、開場時間にご来場のご予約のお客さまから優先入場となります。
問い合わせ:キャロサンプ
tel: 03-3316-7376 e-mail: info@callithump.info

◆2006年6月17日(sat) 特別素敵なセッションを


『Eel Pie Island Song』演奏中。いい感じ。床ni座っているのは・・





mama clionのみなさんと、近藤さんを加えて、記念写真。
みなさん、本当にありがとうございました!とても素敵でした。

さきほど、ライヴを終えて帰宅しました。
本当にきょうは素敵なライヴでしたよ!
いつもの詳しい日々の顛末はまた後日書くことにして、ライヴの写真も後日ちゃんと載せるとして、今晩はきょうのライヴのことについてちょっと。

いやはや、ちぃと緊張しました。緊張というか動揺するようなことが個人的にありまして、最初の曲から甚だしくボロボロだったりもしたのですが、途中からはmama clioさんに助けられてとても楽しいライヴになりました。

mama clioとの曲は4曲で、「Weeping Willow」「Wonder In Winter」「朝の月no.2」「Eel Pie Island Song」です。どれも作っている時からアコースティックでもいいし、ヴァイオリンが入るといいなぁ、手回しオルガンが入るといいなぁ、など頭の中ではいろいろ考えながらも、いつもエレキで一人でやってました。
リハではロケット・マツさんは初めて聞く曲なわけで、いろんな楽器で一通り試していましたが、本番になったら、入れる曲、入れない曲、とメリハリをつけてくれてさすがだなぁ、と感心してしまいました。一回聞いただけで曲の雰囲気がスッカリわかるんだなぁ。マツさんはパスカルズのリーダーでもありますが、弟さんは工房の講師をしているので(パスカルズのラッパ吹き)、なんとなく親しみを感じるわけで、なんとなく曲の説明しながらマツさんと漫談のようになってました。「Weeping Willow」は、途中からドンチャカした感じが良かったのですが何もいわなくてもそんな感じにしてくれてとても嬉しかった。コレすごく良かった。もっと良くなる方法をわたしは知っている。「Wonder In Winter」は笛やピアニカがかわいく入って、これは演奏していてギュッと出来上がったものがあってコレも良かった。「朝の月no.2」はわたしが作ったヴァイオリンのメロディが中心のアレンジ。マツさんはおとなしく座ってましたが、静かにほの明るく、やっぱりヴァイオリンが入ってると良いなぁと思った。植村くんはウクレレだったんだけど、夜中の雰囲気だったのかホ〜ホ〜とふくろうみたいな音を何かで出していて笑いそうになった。mama clioの人たちはみんな器用だなぁ。で、4曲目になってマツさんがいきなり「きょうはピアノのうま〜い人がせっかく来てるから、やってもらおうよ〜」と言い出す。うわっ、大変なことになっちゃった!実は写真の通り、きょうは何故かお客で近藤達郎さんがいらしてたんですねえ。こうなったらみんなで間奏の部分のR&Bやっちゃえ!ってことで、なんと、近藤さんは床に座ってトイピアノでブルース弾くことになったのでした。まだちゃんと録音聞いてませんが、この曲は間奏でいろんな人と楽しめるなぁ〜と、改めていい曲作っちゃったなぁ、と自画自賛したのでした。。

というわけで、突然近藤さんが入ってなにやら凄いことになり(といってもトイピアノですが)、速目に終る予定の間奏部分結構ながくしてみました。絵もちゃんと見てくれて嬉しかった。

ほかにもいろいろおもしろい事があって、ライヴ付のイベントって本当に楽しい。
さて、眠くなったので、きょうはここまで、また明日ね!
あしたは最終日で搬出日です。7時頃まで今のままにしてますので、見にきてね〜〜

 




■松本里美銅版画&立体個展『絡みつくカタチ-Some Winding Shapes-』http://www.satomin.jp/info/work/fall71.html
西荻窪『FALL』 6月7日(水)〜18日(日) (※火曜日の13日は休廊)
ライブが17日(土)にあります。
1,500円(ドリンク別オーダー) 18時半オープン、19時スタート http://www.satomin.jp/music/06fall.html
出演:
●松本里美(エレキギター弾き語り)
●mama clio:
クリスチィヌ(バイオリン)
植村昌之(ギター・ウクレレetc)
大野慎矢(ガイダ・笛etc)
ロケットマツ(アコーディオン・トイピアノetc)
http://mamaclio.jugem.jp/
●sans deer
杉本卓也(ギター、バイオリン)
青木隼人(マンドリン、ピアニカ)
入江泉(ミュージカル・ソウ)
井口よし子(フルート、ギターex.アンデルセンズ)、大江まるこ(リコーダー、パーカッション)
トロンボーンの人

新作版画と共に、演奏をお楽しみください。ちょっとおやつも出ますよ〜〜
FALL
http://fall-gallery.com/
JR西荻窪駅の北口より徒歩2分です。終了しました。

◆2006年6月16日(fri) 武満・ケージの流れるお店「FALL」


定位置にて難しい本を読みアンニュイなmusicを聞く『FALL』の三品氏です。
LIVEでは、手前にあるようなかわいいビールほかチトおしゃれなドリンクが。


いよいよあしたは『FALL』でのライヴです。
機材の一部を運び込む。ちょっとおもしろいライヴになりそうなので、ビデオも録音もシッカリしようと思ってる。で、荷物が多い。

きょうは近くにある珈琲屋でごちゃごちゃになっている資料整理と譜面整理。ここは古い感じの喫茶店で、暴走族のように無理矢理の当て字が使われていました。音楽はモダンジャズ。ちょっとうたた寝をしていたら時計がボ〜ン、ボ〜ン。目が醒めてFALLへ戻る。1階なのに、電話が通じなかったらしくて、FALLの三品さんがお客さんが来ているのを何度も知らせてくれていたのに全然繋がってなかったらしい!なんてこった。Aさん、すみません。

三品さんが好きそうなジョン・ケージや武満のCDとか今だにずっとお薦めランキング一位のゾーゲナンテスなど持参していたので、聞く。普段静かな場所で大きい音で聞けないので、ここでいい音で聴けて嬉しい。やっぱりどれも良い・・・・と納得してしまった。武満さんの初台でのコンサートには行けなかった。先月は岩城宏之指揮のがあったのだけど、これには出られたのでしょうか?残念ですよね、亡くなってしまいましたね。昔、サントリーホールのこけら落としの時にも、岩城さんは武満さんの曲を指揮してました。これはとてもリーズナブルなこけら落としで、わたしも二日間行きました。もう一つは小ホールでの高橋アキさんほかの現代音楽。物凄い早さのサティも聞きましたっけ。サボテンの3倍速くらい。
ケージのロックVA物の中ではエイミー・デナイオの『Washdisher』という曲が一番良い、というので意見が一致した。これは最初に食器洗い器のガシャガシャした音が入っている。これがいい音楽になってる。


「Let's SATIE!」のNewスリーブです
写真はそのままに。

「Let's SATIE!」のCD-Rのスリーブをあたらしいデザインにしてみました。紙もちょっといいのにしました。写真は思い出深いので使い回し。
あした、コレもお売りしますのでよろしくー。1500円です。

夕方、現役ギャルバン「おにんこ」&「突然段ボール」のドラマーひらちゃんが来てくれた。8時閉店までいて一緒に帰宅。ひらちゃんは最近ギターによるソロを始めた。まだ聞いてないので。来週の土曜日に円盤でやるソロ(ほかにも牧野くんのソロや蔦木シュンちゃんのソロなどもあるので、ちょっと見たい)に行けるといいんだけど・・・。毎週末お出かけは結構大変なのよね。まだ未定。
わたしの立体は洋服着てるものもあります。ひらちゃんは洋服作りはほとんどプロなのでお恥ずかしいけど、わたしのも結構かわいいでしょ。洋服の個展などできそうだなぁ・・・とちょっと提案。

FALLはカフェがついているわけではないので、LIVEの時は三品さんがセレクトした物を自ら仕入れてくるのだそうです。あした出すビールはベトナムほか、かわいいラベルの壜ビールです。ほかにもありますよ。それとは別にわたしが作ったアイス・ラプサン・スーチョンがあります。これはサービスです。三品さんとお客さんに試飲してもらったのですが、誰もマズいと言いませんでした。よかった。そのほか、あした、わたしはあるケーキのようなものを作って行こうと思っているのですが、作ったことないものなので、失敗するかもしれません。その時はどうしましょう・・・・う〜〜ン、無し、かなぁ。いや、失敗物でも食べていただきますっ!!
FALL内リハーサルが5時からありますが、店の絵は見られると思います。開場は6時半です。7時からはsans deer。次がmama clio(わたしも1曲参加)。最後はわたしです。mama clioさんとあしたもぅ一度全体でやらなきゃ・・・マツさんも加わったらどんな風になるのか、楽しみです。うわ〜一回しか合わせてないからドキドキするー。よろしくね〜〜〜がんばろうねー

それでは、みなさま、あしたFALLで!!


■松本里美銅版画&立体個展『絡みつくカタチ-Some Winding Shapes-』http://www.satomin.jp/info/work/fall71.html
西荻窪『FALL』 6月7日(水)〜18日(日) (※火曜日の13日は休廊)
ライブが17日(土)にあります。
1,500円(ドリンク別オーダー) 18時半オープン、19時スタート http://www.satomin.jp/music/06fall.html
出演:
●松本里美(エレキギター弾き語り)
●mama clio:
クリスチィヌ(バイオリン)
植村昌之(ギター・ウクレレetc)
大野慎矢(ガイダ・笛etc)
ロケットマツ(アコーディオン・トイピアノetc)
http://mamaclio.jugem.jp/
●sans deer
杉本卓也(ギター、バイオリン)
青木隼人(マンドリン、ピアニカ)
入江泉(ミュージカル・ソウ)
井口よし子(フルート、ギターex.アンデルセンズ)、大江まるこ(リコーダー、パーカッション)
トロンボーンの人

新作版画と共に、演奏をお楽しみください。ちょっとおやつも出ますよ〜〜
FALL
http://fall-gallery.com/
JR西荻窪駅の北口より徒歩2分です。

◆2006年6月15日(thu) mama clioとわたしとブルースを


『スルメンズ』いちおしです。


午前中、練習。
きょうは国立でmama clioとのリハでした。重いテレキャスターを担いでまずは『FALL』へ。きょうもお客のいない時には三品さんと大変有意義なポリティカルかつ社会文化哲学話なんぞをする。また、株式から印税についてまでの経済事情を音楽に絡めつつ、法政大学学館ホールの終末とROCKS→OFF、サボテンのインタビューは一筋縄ではできないのよな話し、なおかつ、わたしが男雑誌と女雑誌の判別が出来ないのは何故なのかについて推論をたてる。

きょうは銀座のk's ギャラリーの増田さんが来てくれていた。工房の人&とあるセラピストの方。増田さんの回りでも勿論昨今の盗作疑惑(疑惑という文字いらないと思うけど)んついて語らない人はいないみたい。それはそうでしょうね。シュールな立体の説明をする。マリオネットにしようとおもったものはいづみちゃんのアイディアで腹話術にするかもしれない。想像しただけでおかしい。

セラピストの方は去年友人個展で知り合った。その時に何か質問されてわたしが答えたことを、彼女が関わっている中学の(子どもたちのセラピーをしているそうです)毎月出している通信文に書いていたらしいのでした。それを頂いたら、わたしはたいそうな事を言っていました。でも、それは真実でござんすよ。何を語ったかというと、多分、仕事について聞かれてかな。中学生くらいの子に対して一言、と言われたのかなあ。自分が好きな道を万が一ラッキーにも進むことができたのなら、そのあと楽な道と困難な道があったら、迷わず困難な道を選ぶべきだと思うし、好きな事だったら困難も辛くない、という事だった。読み返してみて、やっぱりそうだなあと思った。好きなことなら苦労なんて感じないから、絶対楽な方を選んではいけないんだなぁ。困難な方がやり遂げた後グッと前に進んでいることを実感できる。ナ〜ンテ事を言っていたらしい。新しいことをやるのはドキドキするし大変だけどね、おもしろいに決まってる。

というわけで、土曜日のFALLでのライヴはエレキヴァージョンソロなんだけど、一緒に出るmama clioさんに何曲か一緒にやってもらうことにしたのでした。わたしの長〜いがさほど濃くもない音楽人生において、アコースティックの人と一緒にやったことは一度もありません!!でも、やれる曲が何曲もあるなあ、と思ってやってくれませんか?と頼んだのでした。4曲やります。その内の1曲はエレキで牧野くんとやってるものですが、ほかの3曲は牧野くんがやらない曲(というかやっぱりエレキでやる曲じゃないような感じ)なので、どんな風になるのか楽しみにしてました。

国立のお稽古場です。ロケット・マツさんはいなかったのですが、ほかのヴァイオリンのクリスチさん(パスカルズ)とガイダ(バグパイプ)の大野さんとギターの植村くんの3人が全員演奏してくれました。ヴァイオリンのメロディは、結構いい感じに作れたと思いました。実際にヴァイオリンでの演奏を聞いてみて、こうゆうアレンジするのって楽しいと思いました。聞きにきてください!これにウクレレが入ったり、いろいろです。笛入ったり。

一番おもしろいのはやはり『Eel Pie Island Song』の間奏部分で、今回はギターだけじゃなくて、なんとブルガリアのバグパイプもブルースのソロやります!おもしろいです。エレキの音もかき消えるくらいブバァ〜〜ッです。ヴァイオリンソロもありです。勿論当日はロケット・マツさんにもここのところはアコーディオンまたはトイピアノで参加してもらうつもりですので、大変楽しいことになりそうです!わたしはここではリズムギターに徹しますので。
でも、mama clioでわたしも1曲やるかもです。わたしも大好きなアイリッシュのあの曲・・・楽譜を見たらわたしでも知ってる3コードオンリー。mama clioさんはとても愛らしく演奏されると思いますが、多分わたしはそのコードでは弾かないと思います。弾けないんじゃなくて、違うことしようかなぁ、と思ってます。もしヒドイ事になったらファンの方ご免なさい。え、っと、本当にやっちゃっていいのかなぁ・・・・。みなさん「やっていい」って言うんですけど・・・

というわけで、大変楽しそうなライヴになりそうです。もうひとつの対バンsanns deerは、バスーンの長谷川さんが出られないことになったのですが、井口よし子さん(フルート、ギターex.アンデルセンズ)、大江まるこさん(リコーダー、パーカッション)が参加。そのほか神社の宮司さんでトロンボーン奏者、現代音楽評論してる方が出るもようです。大友さんとも共演してるって・・・誰?
狭い店なんですけど・・・だんだん凄いことになってきた。床に座ることになるので、何かお尻に敷くもの持ってくるといいかも。
歌を歌うのはわたしだけみたいです。がんばりま〜〜す。
でも、毎日しゃべり過ぎよね。

リハのあと植村くんと国立の中一素食店というベジタリアン台湾料理屋屋台に行きました。サッパリ味の坦々麺を食べ、大豆でできた何か・・・・そんなのの乗ったご飯とオーギョーチーのセットをお土産にしました。全部美味しかった。植村くんのビーフンも美味しそうだった。坦々麺はアニスの味がちょっとして漢方っぽかった。大豆のお肉もどきのものがまた美味しいのでビックリ。また行きたい。
植村くんのギターを買いそうになったのだけど、そのエレキ、わたしに似合わないような気がしてきました。弾いてみたいけど、きっと似合わないよね。SG。ちょっと悩む。


あしたは2時ころには行きたいと思ってます。結構遅くまでいると思います。
■松本里美銅版画&立体個展『絡みつくカタチ-Some Winding Shapes-』http://www.satomin.jp/info/work/fall71.html
西荻窪『FALL』 6月7日(水)〜18日(日) (※火曜日の13日は休廊)
ライブが17日(土)にあります。
1,500円(ドリンク別オーダー) 18時半オープン、19時スタート http://www.satomin.jp/music/06fall.html
出演:
●松本里美(エレキギター弾き語り)
●mama clio:
クリスチィヌ(バイオリン)
植村昌之(ギター・ウクレレetc)
大野慎矢(ガイダ・笛etc)
ロケットマツ(アコーディオン・トイピアノetc)
http://mamaclio.jugem.jp/
●sans deer
杉本卓也(ギター、バイオリン)
青木隼人(マンドリン、ピアニカ)
入江泉(ミュージカル・ソウ)
井口よし子(フルート、ギターex.アンデルセンズ)、大江まるこ(リコーダー、パーカッション)
トロンボーンの人

新作版画と共に、演奏をお楽しみください。ちょっとおやつも出ますよ〜〜
FALL
http://fall-gallery.com/
JR西荻窪駅の北口より徒歩2分です。
■『ポチ・たま展』
横浜/伊勢佐木町『松坂屋』 6月8日(thu)〜14日(wed)
4階 美術工芸売場
展覧会名     ポチ・たま展
出品予定作家  青木美和(水彩) 小春あや(パステル・水彩) 寺島茜(油彩) ハヤシマヤ(油彩)
堀田アツコ(水彩・陶芸) 松本里美(銅版画) 山田奈乙介(銅版画) ほか
終了しました。

◆2006年6月14日(wed) 話すことが個展の仕事


『おたまちゃん』『ちゃわんこ』


左はお世話になってるデザイナーの相馬女史。右はメイド服着たら世界一のデザイナー嬢。隣は一質問すると百返ってくるカメラマン本田氏181cm。


プロカメラマン本田氏に撮ってもらう。生き生きした表情で撮ってくれる。

これはチィちゃんのお兄ちゃんのガンボです。飼い主は西荻在住。お散歩がてら寄ってくれました。

工房関係、わたしを含めて3人が同じ期間展覧会になってしまった。きょうはその一人粕谷さんの版画展を銀座の「すどう美術館」に見にいった。粕谷さんは工房の大先輩です。技法は常に研究してて、ほかの人の作品も熱心に見て質問している。コンテンポラリーアートっつー感じの抽象画です。版画も好きだけど、この熱心さが好きです。
エレベーターを降りると、昔工房にいたエロス作家さんが立っていた。元気そうでなにより。

隣のフレンチレストランでカレーを食べてから地下鉄丸の内線に乗って『FALL』へ。

きょうは工房で木口木版をしている方が家族で来てくれました。そのあとは、デザイナーの相馬さん、コスプレるデザイナーよし子ちゃん、そして、わたしの回りで一、二を争う物知り王&おしゃべり王カメラマン本田さんが揃ってやってきてくれた。この辺の人は相当キャラが濃厚で、話し出すとキリがなく、わたしが入るとさらにバカ丸出し状態になるのだけど、みなさん話しがおもしろいので飽きない。『スルメンズ』が受ける。この作品はあしたあたりお見せいたしましょう。
しばらく盛り上がり絵を見たり商品を見たりしたあと、本田さんにカメラマンらしく写真を撮ってもらった。前も個展で撮ってもらった写真が、笑っていたためブレてはいたけど良い表情で撮れていたので、サスガだなぁ、と思っています。今回も何かほのぼのさせる雰囲気を作ってくれるせいか、みんなニコニコしていて良い写真が撮れました。

そのあとはサボテンのベースいづみちゃんがおねえさんと一緒に来てくれた。新曲の楽譜も持参してくれていたので、そこで打ち合わせなんぞする。やっぱり5拍子が入ってる。いづみちゃんの曲はギターの部分も出来ているので、わたしはこれを弾きながら、別のメロディで歌の部分を作ることになる。どんな歌にするのかは、何度も繰り替えしてギターを弾いている内に浮んでくると思う。いづみちゃんの曲の場合はこうやって歌詞と歌のメロディはあとから作ることになる。わたしもちょっと作っていた曲をやってしまいたい。でも、やっぱりまだできない。わたしの場合はベースを作る場合とまったくお任せにする場合とがある。最近はベースはお任せの方がおもしろいと思っているので、そのほかの部分全部作って渡す。歌詞とメロディとギターはほとんど同時に作る。

しばし絵のこと、バンドのこと、家族のことなど話す。
きょうはお客さんのとぎれている時はずっと三品さんとおかしな話しをしていた。ほとんど毎日来ているので、だんだん話しも濃厚になってくるのでした。結構ためになる話しもしている。ライターが本業ということなので、いろんな事知ってるのでおもしろいのよね、やっぱり。自分より物知りの人がいると嬉しくてたくさん質問する。子どもと同じで日々疑問だらけなもんだから、質問には事欠かない。「そんなの知らないよ」と言うまで質問攻めにすることがあって、我ながらしつこいと思う。「知らないよ」と言われるといきなり熱が醒めてガッカリしてしまう。酷いですねえ。仕方ない、そのあとは自分でなんとかするしかない。でもそこまで勉強熱心じゃないから、そのあとちゃんと調べるかというとそうでもないけど、しつこく調べる時もある。
三品さんは法政大学出身だった。わたしの相当後輩になる。法政出身の有名ミュージシャンっているかなぁ?地味だからいないよねー、と話していたのだけど、そういえば最近では、ジョンの妹、フルート吹くリョーコちゃんが法政出身であることがわかり、特徴があるかどうかわからないけど、何やら達観した雰囲気で楽しく生きている感じの人が多いような気がする。
きのう書いた美味しいけど名前が薄ら寒いパン屋「ノンノン合衆国」についても話す。何がノンノンなのかしら?恥ずかしいわ、と思っていたのだけど、三品さん推理によれば「無漂白、無農薬」だから「ノンノン」だ、スリッとマルッとお見通しだ!みたいなこと言っていたけれど、おそらくそれで間違いないような気がした。
「のんのんばぁ」って確か水木しげるの妖怪にいたよね。


帰宅して『Let's SATIE』のスリーヴのデザインをする。前のよりちょっとマシになった。ちょっと練習してねることにする。

あしたは12:00頃行って、3時ころまでいます。そのあとmama clioさんと数曲練習があります。多分そのまま帰宅になってしまうと思います。ちょっと疲れてきましたねえ・・・あと4日となりました。


◆2006年6月13日(tue) 休みだから天ぷらを作ろう


『Escape!
エッグスタンドから脱出しようとするゆで卵。見つからないように鳥のかぶりものを被ってます。このエッグスタンドは東ドイツ製のアンティークです。いいでしょ。かぶりものを外してみてね。

レジの奥にもあります。『メデューサのリボン』というタイトル。クラゲです。店の三品さんはいつもこの場所でお仕事してます。「見せて」と言えば近くで見られると思います。

きょうは『FALL』はお休みです。
髪の毛が鬱陶しくなってきたので美容院へ行きました。そこで手のマッサージとか頭のマッサージとか背中のマッサージまでしてもらってスッキリしました。途中何度も寝てしまう。
流行通信読む。美容院でしか読まないけど1ヵ月に1回くらいの割合で行くので結構見てる。小田島等さんって、同じ年代の方だとばっかり思っていたけどもっともっとお若いのかしら?レコードのジャケット2枚をあるテーマに沿って並べて紹介というかエッセイを書いてらっしゃいますが、今回はキース・ヘリングとバスキアのもの。ザッと読んだら、ウォーホルとメイプル・ソープのことも『へぇ〜そうだったんだ〜』という風な書き方をしていて、わたしなんぞはこれらの方たちの活躍と死は原体験なのですが、小田島さんはもっとあとで知ったように書かれていたので、完璧にわたしより相当お若いわけですよね。これらの人たちの事を知って大人になった気がした、と書いてらっしゃる。わたし、もぅ大人だった。イヤ〜ん。
ほかのページのとある特集の写真に釘付け。わたしが欲しい物がボンヤリ写っていた。メインとしてではなくて。行ってみよっと。

ほかの雑誌で星占いを見てみた。占いはおもしろいと思う時もあるけど、アテにはしない硬派なわたしです。しかしこれによると、今月のわたし(水瓶座)は創作活動している人であれば新しいすばらしい作品ができると書いてあった。それはそれでよかった。この部分は鵜のみにしよう。女王様のようにしつつ慎ましやかにしましょう、と書いてある。やっぱり占いは好きじゃないかも。言い回しがベタベタしてて嫌だ。ボキャブラリーが少ないし。ボキャブラリーが少ないということは広い意味にとれるということでもあるので、つまらない。以前ピンポイントで占いしてくれた電卓占い師にかなう人はいないなぁ。

美容院でサッパリしたあと自由が丘へ森祐子さんの個展に行ってきた。
無印良品の前に車をとめて営業している「ノンノン合衆国」という店(車の中でパンを焼いている。無漂白とかなんとかいっぱい書いてあるけどしち面倒くさいのでほとんど読まず。)のハンバーガーがおいしそうだったので、一つ買ってベンチで食べた。ノンノン〜〜というネーミングがちょっと恥ずかしいというかどうかと思うので、目をそらしたくなるけど、パンは半端じゃなくおいしいぞっ!能書きタラタラのところにバター入ってないと書かれていたけど、味わい深いし甘い感じもするし、モッチリしてるし、パンだけで食べたいよぉ。でもパンだけでは売ってないみたいだった。またこのパン食べたい。なんて話しはおいといて。
森さんはたくさんのパステル画を描いた本が出たので原画展です。ほかにもバッグなどがたくさんあり、森さんは版画友だちですが、今は立派なバッグアーティストなんだと思います。住宅街の中にあるギャラリーは静かな雰囲気で良いです。
「この絵はこの曲を聞きながらかいたんですよ〜」と言って、懐かしや、桂牧さんの『ジギタリス』をかけてくれた。森さんはお芝居も好きなのでこのアルバムの途中の語りの部分も好きなんだそうです。劇伴アルバムなんですね、コレは。わたしは「常夜燈」が一番好きです。あとは「夢で会う」。コレはカヴァー。アルバム『牧』も持っているそうで、「そういえば、わたし1曲このアルバムで歌ってギター弾いてるんだよ」と言ったが全然気がついてなかったみたいっ!な、なんてこったい。「ええ?!どれですかぁ?」というので1曲目よ、と教えてあげた。わたしは自慢じゃないがヒトの曲を歌ったことがない。コレだけよ。森さん、いつもライヴに来てくれてありがとう。17日も時間が間に合ったらLIVE来てね!わたしが出るのは多分8時半くらいだと思います。


もうひとつギャラリーに行く予定だったけど、疲れてしまったので帰宅。ギターの練習する。歌詞も完璧にしとくんだいっ!
仕事のお客さんが1名きていたので、お蕎麦と天ぷらの夕飯にする。えび天っておいしい。大葉の天ぷらも好き。まいたけというのはそんなにおいしいとは思わないけど、天ぷらにするとイカよりおいしいと思う(比べる対象じゃないけど)。あとはごぼうが好きです。

あしたは、2時には『FALL』にいっています。
『FALL』のサイトをLINKしました。お店の三品さんとさんざんサボテンの『Let's Satie!』の話しをして、毎日何度も聞いていたのですが、さっき覗いたら、fall-daysの日記ブログにこのアルバムのこと書いてくれてました。嬉しい!三品さんありがとう〜〜
コチラがブログ。http://falldays.exblog.jp/
サイトはコチラhttp://fall-gallery.com/


◆2006年6月12日(mon) 西荻チック


ミニヨンの靴。

目のついた靴で踊れば卵は割れない。

午前中の仕事は楽譜を書くこと。
17日の土曜日は7時からFALLでLIVEがあります。特に予約システムもありませんので、ブラリと来てみてくださいね。いっぱいかもしれないし、ガラガラかもしれないし、よくわかんないんだけど・・・椅子はありません。床に座るか立つかなので、それなりの格好で来てくださいね。ちょっとオヤツも持ってきますし、差し入れもありそうだし、アイスラプサンスーチョンも持っていきますので、個展のオープニングのようにワイワイと楽しくやりましょう。でも、演奏はシッカリやりますからねー。楽しみにしてください。リハーサルが5時半からなので、絵だけ見にくる方はその時間までになってしまいます。よろしくです。

一緒に出てもらうことになったmama clioさん、ヴァイオリンのクリスチさん(日本人よ)に1曲一緒に演奏してもらうつもりで、ヴァイオリン譜を作成。難しいと思ったのは、ヴァイオリンは弾けないので、何オクターヴ出るのか知らないし、グリッサンドとかガリガリガリ〜といったパガニーニみたいのもやったらおもしろいだろうなぁ、と思いつつも、どう楽譜に書けばわかってもらえるかわからないので、やっぱり分かりやすいメロディアスなものにしました。それでも、わたしの場合「え?ここでフラットするの?」というような流れが好きで、癖があるので、ヴァイオラーさん、どうかなあ・・・?とちょっと心配。嫌かも。
2時間半でなんとか出来上がったので、FAXで送る。わたしの楽譜がこれまたきれいじゃないんで、わかるかどうかちょっと心配。

さて、ギターやウクレレを弾く植村くんに頼んでいるのも数曲ある。で、楽しみなのが(本人はプレッシャーみたいだけど)『Eel Pie Island Song』での間奏部分で、一応歌詞にのっとって「R&B」をやってもらうつもりなのだけど、前回牧野くんとはいきなりの即興演奏にしたし、もしかしたら毎回ギタリストの得意な演奏をやって貰った方がおもしろいのではないか?と思いだした。だってその方がわたしも生で(しかも横で)ギターソロ聴けて嬉しいもん。唐突だけど、ライヴ感があって楽しい。植村くんウクレレでブルースよろしく!!バンジョーでもマンドリンでもバラライカでもなんでもいいよ〜(なんて、勝手なこと言ってごめんなさい。でも楽しみ)


羊とうわばみのクッキー

午後『FALL』へ。
着くなり三品さんが左の写真の下のクッキーをくれた。「これなんだかわかりますか?」「うわばみね」とすぐわかってしまいました。エヘヘ。
大抵の人はわからないみたいだけど、「星の王子様」に出てくるゾウを飲み込んだうわばみの絵は結構トラウマだったので、すぐにわかっちゃった。近くにある小さなお店「三月の羊」のもので、名前だけは知っていたけど行ったことがなかったので三品さんに教えてもらって、来てくれていたナネット林嬢とお茶をしにでかけた。アケタの店のそばだった。
乙女が好きそうなオーガニックな感じのかわいいお店です。一番気に入ったのはトイレ。いいなぁ、ここのトイレ。住みたい。このトイレに。珈琲と羊のミルクの味のするチーズケーキを食べる。ミルキーで美味しかった。この珈琲、京都の六曜社の豆だった。わざわざ取り寄せてる。あそこは2度行った。京都ツアーほかで2回。ミュージシャンのオクノ修さんが珈琲入れてくれます。わたしはそこではストロングタイプのものを飲んだのだけど、きょう出てきたレギュラー珈琲は爽やかな、いかにもオーガニックな味でした。わたしとオーガニックは似合わなそうですが・・・う〜ん、似合わないですよね・・・。でも、わたしにもこだわりはあるんですよ。ジャンクな物バンバン食べますが、調味料だけはいい物使ってるのよー。醤油、みりん、酢、塩、砂糖、酒、油ね。こうゆうものはほとんど毎日口にするものだから。
個展の中間地点、きのうに続きちょっとゆっくりしてホッとしてる。
きのう行った怪し気な店もおもしろくて西荻らしいし、きょう行ったかわいいところも西荻チック。

そういえば、母は月に一度「詰まったパッケージ」を送ってきてくれるのですが、食料品、本、お菓子などいろいろ。その中で困るのが砂糖で、何処ぞで安くなってるといくつか買ってきて送ってくる。白い普通の砂糖。う〜ん、あんまり使わない・・・。マヨネーズもよく入れてくるなぁ。あんまり使わないかも。昆布とかは嬉しい。
母は、冥途の土産にわたしのライヴに来るといっていたのだけど、「ところがドッコイ猫が冥途に行きそうな状態なので、とても出かけられない」と電話が来た。それはそうだ、ナンテちょっとホッとしたりして。里親捜してる子猫がいるので「子猫はどう?」とどさくさに紛れて言ってみたが「絶対見せないでね、見たら駄目だから・・今は無理なんだから」とわたしと同じことを言っていた。
あ、・・・こんなこと書いている間に日本サッカーが・・・・・負けちゃったじゃん。ガックリ。勝負は勝たなきゃ本当につまんない。


あしたは『FALL』はお休みです。行かないようにね!
あさっては行くよ〜ん。


◆2006年6月11日(sun) 中国製『BLUE WILLOW』を発見する


お花を頂きました。嬉しい。

『FALL』へ。
きょうはあいにくの雨。あまりお客さんもこなくって、お店の三品さんにサボテン2nd.『目覚める』をiPodから聞いてもらう。1曲目の「デイリーニュース」という曲は酸性雨のことがちょっと書いてあり、『飽和した日』はバブルがはじけたあたりの事が書かれています。これがこのアルバムの出た1992年の世情です。とてもわかりやすい。『島の生活』はよくどんなイメージなのか聞かれたものですが、そのたびにわたしの理想の生活です、と答えている。それなりの生活。YES NOしか返事をしないオウム。過去も未来もないコンパクトな生活。『箱庭』はわたしの夢が少し入っている、と話したら、 では『つづく夢』の中には夢とか世情を表すものはあるのか、という質問。もちろん「つづく夢」はわたしの夢と幻想の曲だし、「詰まったパッケージ」はそれなりにその時代の『個』の問題でもある。大勢の中にあって個を孤独ととるか個人主義ととるか、この情報量の中で個でいるということは、とても難しく、それなりの覚悟を伴わないとシッカリとした態度で個人を主張することはできない。だけど主張するのはカッタルイ。だから誰にもかまってもらいたくない。それでも社会の中で個を貫き生きる方法を模索しなければ生きている価値もない。月が欠けて見えても、実際には丸いままで感傷的になるほどのものではない。ネガティブからポジティブへ、そんな風に変えていかなければならない。数年間引き蘢ったあと、そう思った。
そのあとわたしはバルカン音楽も好きなのよ、ということでiPodにファンファーレ・チョカリーアが入っていたのでそれも聞く。三品さんは勉強熱心。バルカン音楽とクレズマーについてわたしは拙い説明をするのだけど、どうもこころもとない。夕方クレズマーに詳しい野田っちが来ることになっていたので、代わりに説明をして貰いたいところだったけれど、奥が深い話だから、やめておいた。
それでも、わたしはエミール・クストリッツアには詳しいので、ユーゴのことについてはちょっと語れる。三品さんも詳しそうだったので、コソボ紛争やミロシェヴィッチや、NATOの空爆の話などした。映画「スーパー8」のラストシーンは物悲しい。NATOの空爆でボロボロになった橋の下、アコーディオン弾きの(まさに)ミロシェヴィッチさんが悲しいようなクールなような曲を弾きます。こうゆうシーンがクストリッツアはグッとくるんですねえ。

あまりにも人が来ないので、西荻のアンティーク屋を一巡りすることにした。
女子大通りで、チラと覗いた店に『ブルーウィロウ』のお皿を発見。入ってみることに。いろんなタイプのブルーウィロウがあったのですが、特に目を惹いたもの、それは、ブルーウィロウの元になった清の時代の中国製のカップ&ソーサーでした。
少し前、中国人の女の子がわたしの絵を見て、「この絵はイギリス人が持っていって勝手に作ったもので、元の絵が中国にはあるのよ、コレ本当じゃないよー」と言っていたのでちょっと興味があった。元の絵というのはどんな絵だったのかなあ。
と、それはまさに柳と橋と東屋の絵だったのです!西洋に輸出するために金の縁取りをしたものでした。このお店では45000円。でも、清の時代のものだからその位はやはりするんでしょうねえ。分割でもいいですよ、と言われたけど、止めておきました。コレクターではないので。その絵の掘建て小屋のような家がイギリスに渡ってお城のようになったのですね。柳の木はサワサワした筆のタッチからカキッとした絵柄になりました。そして、元の絵にはなかった二羽の鳥が描かれて、何やら意味ありげになっていったのでした。
このお店の方に、わたしがこの絵に曲をつけて歌っていることなど話して、しばらく柳の絵のお話なんぞを致しました。ほかにもビクトリア時代のラスターという手法(テラッと輝くピンク色のもの)の物が美しく、いいなぁ、と眺めてロンドンやブライトンのお店の話しなども興味深く、とてもおもしろかったです。


そこから昔イヅミちゃんが住んでいたあたりを懐かしい気持ちで通り、FALLに戻る。
そこへキャロサンプ野田っちがお花を持って登場。いつもお花をくれるので嬉しい。しばし馬鹿なことをやっていたら工房にいた友人が来てくれた。クラゲの絵を見ながらみんなでクラゲ話。江ノ島の水族館のクラゲはとても充実しているのでみなさん見にいってください。わたしの絵にはクラゲやおおさんしょううおやスルメなどあまり絵の題材にならないようなものがありますが、どれも好きな生き物です。(スルメは生き物とは言わないね)

そうこうしてる内にまた『Let's Satie!』がかかり、またもや心の中で『カッコいいわ、サボテンって。わたしのギターっていいじゃん』と思うのでした。最後まで聞きたい欲求を抑え、退出。ご飯を食べに行きました。変な中華屋に行く。変な芸人に遭遇。何故か北海道のトマトジュースやらワインやら魚を食べ、変な感じのままここも退出。さらに西安料理屋で麺を食べて帰宅。お風呂の中で熟睡。さっき起きました。死ななくてよかった。

あしたは3時ころまたFALlに行きます。その前に17日のライヴのためのアレンジをひとつしなければならない。できるかなあ。でも、やらなきゃ。

■松本里美銅版画&立体個展『絡みつくカタチ-Some Winding Shapes-』http://www.satomin.jp/info/work/fall71.html
西荻窪『FALL』 6月7日(水)〜18日(日) (※火曜日の13日は休廊)
ライブが17日(土)にあります。
1,500円(ドリンク別オーダー) 18時半オープン、19時スタート http://www.satomin.jp/music/06fall.html
出演:
●松本里美(エレキギター弾き語り)
●mama clio:
クリスチィヌ(バイオリン)
植村昌之(ギター・ウクレレetc)
大野慎矢(ガイダ・笛etc)
ロケットマツ(アコーディオン・トイピアノetc)
http://mamaclio.jugem.jp/
●sans deer
杉本卓也(ギター、バイオリン)
長谷川真子(バス−ン、うた)
青木隼人(マンドリン、ピアニカ)
入江泉(ミュージカル・ソウ)

新作版画と共に、演奏をお楽しみください。ちょっとおやつも出ますよ〜〜
FALL
http://fall-gallery.com/
JR西荻窪駅の北口より徒歩2分です。
■『ポチ・たま展』
横浜/伊勢佐木町『松坂屋』 6月8日(thu)〜14日(wed)
4階 美術工芸売場
展覧会名     ポチ・たま展
出品予定作家  青木美和(水彩) 小春あや(パステル・水彩) 寺島茜(油彩) ハヤシマヤ(油彩)
堀田アツコ(水彩・陶芸) 松本里美(銅版画) 山田奈乙介(銅版画) ほか

◆2006年6月10日(sat) パパとサティと東京タワー


FALL。この壁は旧作と立体。棚の中に一押しの『スルメンズ』が・・・

ダロワイヨのマカロン。マングパッション。おいしかったー。

『FALL』へ。
お客さんは工房の友人、仕事関係、イラストレーターの方、額屋さんなど、いろんな人が来てくれて嬉しかったです。
DMになっている新作のうさぎの版画は、福井の厚めの雁皮を使用しています。これについて説明をしつつ、新たな事に挑戦することのおもしろさを感じるのでした。

お客さんがいない時でも、オーナーの三品さんと話していて退屈しない(というか仕事の邪魔をしているかもしれないんだけど)。きょうはサボテンのCDを聞いていた。最初にまず『Let's Satie!』をお薦めしました。これはCD-Rですが、とてもすんばらしい作品なんです。録音はロル・コックスヒルとの83年のセッションが中心で、ほかにも爆発的「ジュ・テ・ヴ」、インプロヴィゼーション満載の意欲的なサボテンの80年代が詰まっています。同じくサボテンの80年代を網羅した『NON POSITION』には入れていないものが多く、いつ聞いても斬新で・・・いや、もう本当に自画自賛しまくってますが、自信を持って世界に向けてお送りしたい逸品なんです。そうです!世界です!
この作品を評価して欲しいです。ハッキリ言って。サティを語るなら、まずこの作品を聴け!とわたしは言いたい。
ってなわけで、三品さんに少しお聞かせしたら、即気に入ってくれて、なんとアッというまに買ってくれました。1枚しかなかったのに。
ありがとうございます!あなたはセンスがいいわ!
このお店にはこれがわかるお客さんがたくさん来そうなので、17日のライヴまでにまた数枚持ってきた方が良い、ということになった。この時期は本当に暇だったのでよくギター弾いていたなぁ。即興もいい感じでビックリする。先日のライヴでもちょっとやったけど、以前の方がこなれているかもしれない。それでもおもしろいので、これからもやっていきたいと思った。


では、続いて『つづく夢』
を。こちらも久しぶりに聞いたが、やっぱりいいアルバムだわー。ロックの名盤なので、こちらもヨロシク。最近とあるお方がサイトでわたしの詩を妄想的に解読してくれていておかしい。当たっている時もあるけど、ちょっと違う時もある。「つづく夢」の足音は、男の音に聞こえるようにわたしはコツ!コツ!と歩いて録音したつもりだったけど、女の音に聞こえると書かれていて、へー、わかるんだ〜、と不思議だった。足音が聞こえてない人というのもいるようで、これまた不思議。『詰まったパッケージ』についてもこのパッケージには何も入ってない、とイメージしていたりして。わたしとしては本当にたくさんの物や事が入っているパッケージを意味していたのだけど、いろんな見方があって良いので、あまりたくさんは説明しないようにしている。歌は聞いた人の物なのだから。
これも「いいですねー」ということになり、では次『NON POSITION』を。これらのブックレットを見ながら「どうして東京タワーがあるんですか」という質問が出た。それはもちろん、サボテンの初期のヒット曲(?)「低い椅子」に因んでいると説明。東京タワーだけじゃなく、わたしは巨大鉄骨物が好きなのよ、なんて話していたら、三品さんも朝東京タワーに行ったというのでビックリ。中沢新一の「アースダイバー」はわたしもおもしろく読んだけれど、これを読みつつ行ったらしい。経済誌に記事を書いているそうで、取材を兼ねてのこととか。芝のあたり、サボテンの1st.アルバムの東京タワーの写真を撮ったあたりにはジメッとした死の匂いが集まっている。
さて、では廊人形館は行った?なんて話しで大笑いしていたら、どうもその隣にダイアン・アーバス風フリークス系のミュージアムができたらしく、コレは見にいかねば!と思った。巨人とか小人とか、どうゆう展示なのかしらないけど、行かねば。東京タワーに何故そんなものばかり作るのかわけがわからないが、「アースダイバー」を読むと、なんとなく納得してしまったりする。
三品さんの話しによると、電波の関係上、墨田区にもっと高い第二東京タワーの建築が決まっているそうで、色は青いらしい。ワクワクしますねえ。湾岸が好きです。大きな観覧車が二つ。タワーが二つ。西の方にいけば羽田飛行場。わたしはちょうどその中間点に住んでいます。
『NON POSITION』には1st.アルバムを出した時に作ったポスターの写真が載っています。「ポスター珍しい」ですよね。今そんなの作らないですよね。なかなかいいもんですよ。その当時は新星堂とディスク・ユニオンに持っていって全国的に貼ってもらったのですが、そんなの覚えている人いるんでしょうか?「全国の有名輸入レコード店にて発売!」と書いてあるのがまた郷愁を誘ったりします。

この3枚のCDをずっと聞いていてあまりにも新鮮だったので、あしたはコレまた最近全然聞いてなかった2nd.アルバム『目覚める』も持っていって一緒に聞く予定です。これは全曲歌物になっていて、すべて自分達で制作したまったくの自主制作盤です。それとNATOレーベルのサティオムニバスとフリスの「Welcome to Dreamland」も聞く予定。『FALL』ではサボテンの全てが網羅できることになりましたよ!!すご〜〜い。いい店。
絵の話し全然せず。変な個展。


きのう父の話を書いたけど、どうしちゃったのかいろんな事を思い出した。
ちょっと疑問に思っていたことがあったのだけど、ちょうど母から電話があったので聞く。それは、父が東京大空襲の時にW大の学生で、下宿先でヴァイオリン持って寝ていたら爆撃されて1m間隔で脇腹の横側の畳に穴があき、ヴァイオリンもその時に破壊されたという話し。父は計算すると45年では16才なんですよ。なんで大学生なのかなあ??そしたら、昔は中学が4年制だったということが発覚。そうだった。だから大学1年生は16才か17才ということになるんですねえ。
で、なんでそんな大変な時に寝ていたかというと、みんなは防空ごうに入ったんだけど、きのうも書いたように超厭世的な
性格のため、「死ぬ時は死ぬ」と言ってヴァイオリン弾きながら寝転がっていたらしい。父は本当はハーモニカが天才的にうまかったのですが、その時はヴァイオリンだったらしい。それはお祖父さんの大事なヴァイオリンだったのだけど、結局銃弾で穴があき、駄目になったそうです。父は寝返りしてたら死んでたわけで、「運がいいんだよ、人生そんなもんだ」と言っていたのを覚えている。

きょうサボテンのサティを聞きながら、病室で父が黒板に書いた文字(声帯をとっていたのでこうやってました)を思い出した。わたしがピアノで下手なサティを弾いていた時は「つまらないものばかり弾くな、ベートーベンを弾け」と言って毛嫌いしていたのです。仕方ないからやっぱり下手なんだけどソナチネとかソナタとか弾くわけですよ。そうすると満足する。ところが病院生活が長くなった頃、ずっとFMラジオを聞いていた父が見舞いに行ったわたしに『おまえがサティをおもしろいと思う気持ちがわかったよ。病気になってもう治らないと思ったらわかった』と書いたのでした。どうゆう意味だったのか思い出せないけれど、悲しいようでも悪い意味にはとれなかったので、最後の最後になって同じ地平線で物を見ることができた気持ちがしてとても嬉しかった。「じゃあ、また弾いてあげるよ。下手でもおもしろいと思えるよ。よかったね」とわたしは言った。
声が出せなかっただけに「文字」としてわたしの記憶にそれがしっかり残っているのは幸せなことだと思う。今のようにメールがあったなら、無口だけれど文字を書くのは面倒がらなかった父ともっと話せたかもしれない。

あしたが父の日だなんてちぃとも知らなかったのですが、どうしたものかいろいろ思い出してしまった。

さて、あしたは2時ころから以上のCDを解説つきで聞きながらみなさまのお越しをお待ちしております。


◆2006年6月9日(fri) パパとわたしとアメリカンドッグと


FALLでの買い物第二段。首ふり小鹿。578円。

きのうはLIVEの写真と音の整理だけじゃなくて、工房へも行って作業までしてしまった。
「個展中なのになんでいるの?」と聞かれるが、やることは山積みのわたしです。キリがない。

何の話しからだったか、そうそう、食べ物に興味の無い人は病になった時に気力が萎えてしまうのではないか?と、わたしが言い出したのだった。
それは、早くに亡くなったわたしの父親の話で、昔っから「薬で済むのならそれでたくさん」と言って、蕎麦以外は食べ物に興味を示さなかったからなのです。
あまりにも食べないので、とても痩せてまして、病気になって何度か喉の手術をしたのですが、もう少し肉がついていたらできた手術が、できなかったのでした。その上、妙に達観した・・というか厭世的な人だったもので、『死』に寄り添っていて、『生』に貪欲じゃなかった。馬鹿みたいに猛然と遊んで食べたかと思うとクッタリして療養生活に入ったりしていた。普通の会社員でしたが。
その食べ物に意欲的ではない父との食べ物の思い出というのは、中山競馬場の公園で食べたアメリカンドッグと、その競馬場の近くの珈琲屋ではじめてのんだブルーマウンテンなのだった。競馬の結果は大抵競馬場ではなく近くの喫茶店で見ていた。テレビの中継を見て、大穴が当たるとわたしや兄にちゃんとした珈琲を飲ませてくれたのです。何故か工房で隣で作業していたN嬢とアメリカンドッグと競馬場の思い出が同じだったので、笑ってしまった。同じW大出身だった。そうゆう気質ってわけじゃないだろうけどね。

ヘビースモーカー、酒飲み、徹夜麻雀、競馬、釣り、流行りものとしてはボーリング、ゴルフなどいろいろ遊んでましたが、ほとんど食べない。愛知岡崎出身のため、今NHK朝ドラで出てくる八丁味噌だとかドケチで濃い食べ物を好んで食べる。北海道の美味飽食で育ち学生時代はずっと健康優良児だったといばっている母と結婚。母は一所懸命おいしいものを教えてあげていたつもりだろうけど、それも迷惑そうだった。

思い出の味。父とは競馬場のアメリカンドッグ・・・だなんて。でも、競馬場の中央にある芝生の青々とした公園のブランコで脚をブラブラさせてアメリカンドッグ食べながらパドックから戻ってくる父を待ってるその情景は、なんとも美しいのです。蒼空が繰り返し目の前に広がり、ケチャップが飛びそうになる。好きじゃなかったけどティム・バートンの「ビッグ・フィッシュ」みたいな極彩色のアメリカンドリームのような映像が今でも浮ぶ。うんと手前中央にアメリカンドッグのクローズアップが。


アメリカンドッグは今ではコンビニでも食べられるけど、その頃は競馬場の食べ物だったんだよ。
父は一人で出かけるのが嫌なもんだから、兄かわたしをアメリカンドッグで釣ってた。兄妹でもいろいろで、兄とわたしは母のように食べ物に貪欲だけれど、姉は父に似て食べ物では釣られないので競馬場には行ってないのだった。でも、太ってる。なして??あ、食べ物の仕事してるんですよ。パン職人なの。アレ??おかしいなあ。


スルメンズ
(個展会場にもいます)

あした、西荻「FALL」へは1時ころからいる予定です。
日曜日はまだ未定。
12日月曜日は3時半頃行きます。
15日木曜日は12時〜3時までいます。遅くなってからもう一度行くかもしれません。
16日金曜日もちょっと行くと思います。
17日はLIVEですので、もちろんいます。

   

◆2006年6月8日(thu) 感情を込めてみたLIVE


松本里美&牧野琢磨

きのうは個展初日で西荻「FALL」へ寄ったあと、高円寺「円盤」へ。タカシ17才ソロデビュー戦。それはそれでよかったのですが、きのうは田口さんのレコード(ターンテーブル)を使ったものもおもしろかったし、山野井さんのも良かった。使っている機材はわたしは良くわかりませんが、後ろに流していたアニメーションが、わたしも好きなチェコのカレル・ゼマンの「ホンジークとマジェンカ」だったので、ついそればかり見てしまった。トリはタカシくんで、ルンルンと演奏してらっしゃいました。

写真SABOTENサイトにUPしてたら、きょうはもぅ疲れてしまいました。http://www.saboten.biz/live/live48.htmlその写真を、録音した(3曲だけなんだけど)ものを聞きながら整理。後半の3曲とてもよかった。と自分で思った。何がよいかというと、緩急がほどよくあって、それが牧野くんにもわたしにもあって、聞こえてくるものがある。これは楽しい。その内音もUPしたいと思います。

牧野くんの持っている(やってもらっている)楽器はヴァリトンギターというもので、これちょっと緊張感を生むんだなぁ、と思う。ベースの役割を果たしながらもリードギタリストになれる。好みの音を出すのや弾き方はなんだか難しそうだから、器用なような不器用なような変わった楽器だなぁと思う。
この楽器の持つ緊張感のおかげもあってか、牧野くんがどんどん突っ込んでくるおかげもあってか、サボテンのいづみちゃんとは全然音の選び方もリズム感も違うけれども、同じようにギターと同列でいられる演奏になるような時もある。わたしは、ベースもギターもほかの楽器でも、すべてがそれぞれ独立して成り立つような、そんな音楽が好きです。牧野くんとは2回目ということもあり、結構進化したかなぁ、と思う。というか、熱心にやってくれるので、わたしの方ががんばらなくちゃぁ〜と反省するわけです。そんな事もあって、一人でやるよりも誰かとやる方が上達はするんだなぁ。これはとても良いことよね。


先日は牧野くんはキレがあって良いというようなことを書きましたが、時々見えるエキセントリックなところばかりに目が行きがちだとちょっと違うなぁ。きのう演奏しながら思ったのは、「エレキギターで感情込めてる」ということですねえ。これは、実はサボテンでサティを演奏する時によく二人で言ってることなのですが、エレキで感情込めるのはおもしろいんですよ。モーツアルト弾きで船漕ぎながら演奏する方いらっしゃいますが、まあ、アレほどじゃなくてもグッとくるところはグッとやるんすよ。ギャギャギャッとやるところはギャギャギャッとした気持ちでやるんすよ。基本とも思われますが。わたしはヴォリュームペダルも使ってませんが、それでもそれなりに気持ちはクレッシェンドしたりデクレッシェンドしたりテヌートしたりするんですが、聞いてる方はほとんどわかんないですよねえ、エレキだと。でも、演奏してる同士だとわかるような時がありまして、「ウワッ、感情込めてる!」と内心おかしくなったりすることがあります。電気音はクールなわけじゃない。エレキ楽器は音そのものをある時はクールにでき、ある時はベタベタにでき、さらにバター一匙加えて豊かにできるすんばらしい楽器だと思います。

『Eel Pie Island Song』は演奏自体2回目で、基本的にはフォークな感じなんですが、1回目の時は間奏のところは歌詞にのっとって、ブルースギターを弾いてもらいました。それはそれでよかったのですが、どうもわたし自身が妙な具合でうまくできない。できればブルースもいいんですけどねえ、結局飽きてしまうというのか・・・あ、そういえばビリー・プレストン亡くなりましたね。それはそれとして・・・。で、歌詞にまったくのっとってないんですが、きのうはいきなり間奏のところ一斉に即興にしました。俄然楽しい・・・。こうゆうのをやるといきなり緊張感が漂い生きてる感じします。で、満足する一歩手前くらいで歌に戻るんですが、その出だしの歌詞が「こんなくらしはキリがない〜」というので、どうもおかしくて笑ってしまいそうになる。どんなスタイルの間奏になっても『こんなことやり続けてキリがないったら・・・』ということでおかしい。

そんなこんなで演奏しながらいろんな事を考えたきのうでした。
数名に「きょうの良かった!」と言われ嬉しい。「ギターがちょっとうまくなった」と1名に言われさらに嬉しかった。楽器はやはり練習なんだなー。ちょっとがんばって練習していたのでホッとした。来週はもっとたくさんの曲をほとんど一人でやります。キツイー。


FALLウィンドー

西荻「FALL」へは今度は10日土曜日に行ける予定です。

◆ライブのお知らせよん◆
6月7日(wed)高円寺『円盤』日々の音楽「服部峻(17才)ソロ」デビュー(ってことですよ)
19:00-/Charge \1000
出演:松本里美with牧野琢磨、服部峻(17才)ソロ、パグタス、山野井譲
パグタスは都合により出演できなくなりました。またね
終了です。

■『ポチ・たま展』
横浜/伊勢佐木町『松坂屋』 6月8日(thu)〜14日(wed)
4階 美術工芸売場
展覧会名     ポチ・たま展
出品予定作家  青木美和(水彩) 小春あや(パステル・水彩) 寺島茜(油彩) ハヤシマヤ(油彩)
堀田アツコ(水彩・陶芸) 松本里美(銅版画) 山田奈乙介(銅版画) ほか

◆2006年6月6日(tue) あしたは個展初日&LIVEです


『絡みつくカタチ-Some Winding Shapes-』

一日家で歌うはギター弾くは、そりゃもぅ楽しいわ。
ヒャー
あしたも午前中まだやっちゃう。
ヒャー疲れて駄目になりそう。朝ライヴしたい〜。
夜なんかにしたくな〜い。

と、ピック持ってる手がなんか変。
パンパンになってて所々ゴソゴソする。
うわー、25年ぶり、アトピーになってる!?
その昔アトピーになった時は完璧に洗剤だったので、それ以後は界面活性剤極力入ってないものを使ってますのよ。一体全体何が原因なんざんしょう?
と言ってる間に左手にも「ハタケ」みたいのが!
「ハタケ」って何でしたっけ?菌ですか?

そんな美しくない話は止めましょう。

あしたは、個展初日です。FALLは12時開店でございます。わたしは3時頃行きます。が、5時ころには高円寺『円盤』に行きます。夜8時半頃には歌ってます。
こんな感じで、あなたもいかが?


あしたは円盤でライヴです。
17日もライヴよん。

まったく関係ない話ですが、いや、菌で思い出したんですが、エリンギって全然腐らないんでしょうか。
一日家にいたので、冷蔵庫を覗いてあるもので何か作ろうと思ったら、ゴールデンウィークに買ってあったエリンギがピンピンしてるんですよ。これどうなってるんでしょう?『
あるなあ、エリンギ。まだピンピンしてるなぁ』と冷蔵庫をあけるたびに思ってはいたのですが、さすがにおかしいんじゃないのか?と思いまして、きょう肉だんごと野菜いろいろ炒めて中華作ったんですよ。それに恐る恐る1ヵ月前のエリンギ入れてみたんですが(捨てられるように大きく切る)、全然平気なんですよ。ちょっと中華あんかけ味でハッキリしない部分もあるんですけどねえ、腐ってはいないんですよ。どう思います?1ヵ月ですよ・・・・
特殊に栽培されてるんでしょうか?肥料バンバン使ってるものだったんでしょうか?腐れない食べ物は相当怪しいですよねえ。

あした元気でみなさんの前に出たいです・・・・・・

◆ライブのお知らせよん◆
6月7日(wed)高円寺『円盤』日々の音楽「服部峻(17才)ソロ」デビュー(ってことですよ)
19:00-/Charge \1000
出演:松本里美with牧野琢磨、服部峻(17才)ソロ、
パグタス、山野井譲
パグタスは都合により出演できなくなりました。またね。

この日は個展の初日です。FALLと円盤、行ったり来たりしております。
■松本里美銅版画&立体個展『絡みつくカタチ-Some Winding Shapes-』http://www.satomin.jp/info/work/fall71.html
西荻窪『FALL』 6月7日(水)〜18日(日) (※火曜日の13日は休廊)
ライブが17日(土)にあります。
1,500円(ドリンク別オーダー) 18時半オープン、19時スタート http://www.satomin.jp/music/06fall.html
出演:
●松本里美(エレキギター弾き語り)
●mama clio:
クリスチィヌ(バイオリン)
植村昌之(ギター・ウクレレetc)
大野慎矢(ガイダ・笛etc)
ロケットマツ(アコーディオン・トイピアノetc)
http://mamaclio.jugem.jp/
●sans deer
杉本卓也(ギター、バイオリン)
長谷川真子(バス−ン、うた)
青木隼人(マンドリン、ピアニカ)
入江泉(ミュージカル・ソウ)

新作版画と共に、演奏をお楽しみください。ちょっとおやつも出ますよ〜〜
FALL
http://fall-gallery.com/
JR西荻窪駅の北口より徒歩2分です。
■『ポチ・たま展』
横浜/伊勢佐木町『松坂屋』 6月8日(thu)〜14日(wed)
4階 美術工芸売場
展覧会名     ポチ・たま展
出品予定作家  青木美和(水彩) 小春あや(パステル・水彩) 寺島茜(油彩) ハヤシマヤ(油彩)
堀田アツコ(水彩・陶芸) 松本里美(銅版画) 山田奈乙介(銅版画) ほか

◆2006年6月5日(mon) 『FALL』での個展が始まります。


「FALL」。通りに面して全面ガラスなんです。「猫かぶり娘」と「匙投げ息子」は外に向けて置きました。

FALLで買ったもの。チェコのブルーオニオン柄の小皿。白黒猫の強力マグネット。赤いステンレス製スプーンは新潟の会社のものだそうで、NY/MOMAにも所蔵されている物だそうです。今度はフォークも買う予定。

きのうの夜はDVDを見てしまって、わたしってこんな時にどうしようもない人間だ・・・とちょっと思ったけれど、こんな事もあるであろう、だってワタシだもん、というわけでちゃんと個展搬入の準備は滞りなく終ったのでした。展覧会がここ数年続いているから持っていくもの等々、システマチックになってまして、きょうの午前中に車に全部積むまで終ってた。
にもかかわらず、きれいに片付けたテーブルのまん中に唯一たまごの立体だけ残されて、最後の最後まで唸ることになってはいたのでした。このたまご、顔描くか、止めとくか・・・

たまごは、先日駒込の東欧&東ドイツ雑貨の店で手に入れたエッグスタンドの上に載せている。今回のテーマは『絡みつくカタチ』・・・・アレもコレもソレも絡みついて身動きできないけれど、わたしは「脱出せよ!」と言うのです。脱出するに違いない未来が描けているだろうか?たまごはエッグスタンドから脱出しようと策を練る。念ずれば通ず。さて、たまごはどうやって脱出するのでしょうか。それは見てのお楽しみ。では〜〜〜

立体は、昔ウィンドー制作をしていた時のような何メートルもあるような大掛かりな物ではありません。素材もチープです。それでもわたしが立体を作る理由は何かというと、単に冗談よ。馬鹿馬鹿しい理由です。まともに見る必要はありません。普段心の中でおかしいと思っていることを形にしているだけのことで、これは平面に表しただけではどうもグッとこない。平面の状態では「プッ」くらい。でも立体にすると「ブ〜ッ」くらいになるわけよ。「○」と「゛〜」の違いは相当大きいサ。手で触れられるともっとグッとくる。わたしの立体はどんどん触っていいです。冗談が具現化されてればそれでわたしは満足なので、高価なものでもありません。どの作品も必ずどこかを動かす事ができるようになっていますので、触ってみなくちゃ駄目なんです。

そういえば、初めての個展(西武ハビタのギャラリーハビタ)のタイトルも『触ってみなくちゃあの子はわからん』という物でした。このコピーは当時の池袋西武のコピーライターの方がわたしの立体楽器付き(音がその楽器に触ると鳴るものでした。DVD-R「+P」に登場します)絵を見てつけてくれたものでした。ロープがひいてある展覧会はオモシロクない。わたしは触る。物でも人でも触ると一気に近い気持ちになれるから不思議ねえ。人にやたらと触るのは日本人の場合変な奴と思われてしまいそうだから遠慮することもありますが、平気そうな人の場合は抱き合ったり(ただギュッとよ、ハグ、ハグ)握手したり、肩を叩いたりしてると思う。触ってみよう!

『FALL』はとてもおしゃれなお店で、欲しいものがたくさんある。フランスの石鹸や北欧の文具や日本の作家のものでもとてもセンスの良いものが並んでいて楽しいです。キッチン用具、グラス、ローション、リネン類、カトラリー類、絵本など、何か買いたくなる。チィちゃんと一緒に搬入。あとはFALLの三品さんに手伝ってもらってきれいに展示できました。「絡みつくカタチ」シリーズと卵を中心とした作品などを並べました。
音楽もいい感じのものが流れてますので、是非いらしてくださいませ。

17日のライブの打ち合わせなどもする。当日はポット持っていこうと思います。お茶飲んでね。(ラプサンスーチョンが山ほどウチにあるので、こうゆう時には必ず出しますからね)何か手で食べられるものを持っていく予定です。差し入れもOKです!歓迎します。出る順番はsans deer 、mama clio、松本ラヴパンチ里美、となっております。楽しくなりそうです。30人くらいくるとイッパイって感じですけど、多分そのくらいかなぁ?というドンブリ勘定で、予約は特にありませんので、そこんとこヨロシクです。ウチの母親も来る気になっているのでヤバイです。ほんっとヤバイです。アガリ症なので家族が来るのは極力避けたいんですけどねえ、冥途の土産と言われると断れない。とはいえ楽しいライヴになりそうで、わたし自身楽しみです。

きのう見たDVD『ドゥ・ノット・アジャスト・ユア・セット』で
ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドがやってる曲ですが、「Helloメリーベル」などわかる物もあったのですが、ほとんどわたしにはわかりませんでした。と、大阪のきじまんがサイトで第一回分をちゃんと書いているのを発見。『Monster Mash』と『The Sound Of Music』だって。『The Sound Of Music』は多分『The Sound Of Music』だとは思ったけど・・・、本当にそうなのね。わたしと違ってキチンと一回から見ているようなので(それが普通と思われる)、今後も覗いて曲を確かめよっと。きじまん、よろしく。
わたしのように早く見たいとこだけサッサと見る人もヒドいもんだと思いますが、母はもっとヒドいです。推理小説、最後のページ見てから読みはじめるんですよ。コレ本当の話。世の中いろんな人がいるもんです。

さて、これで心おきなく練習できる。あしたは一日練習日。7日個展初日はライヴの前にちょこっと行きます。3時か4時ころ『FALL』に行ってます。

◆ライブのお知らせよん◆
6月7日(wed)高円寺『円盤』日々の音楽「服部峻(17才)ソロ」デビュー(ってことですよ)
19:00-/Charge \1000
出演:松本里美with牧野琢磨、服部峻(17才)ソロ、
パグタス、山野井譲
パグタスは都合により出演できなくなりました。またね。

この日は個展の初日です。FALLと円盤、行ったり来たりしております。
■松本里美銅版画&立体個展『絡みつくカタチ-Some Winding Shapes-』http://www.satomin.jp/info/work/fall71.html
西荻窪『FALL』 6月7日(水)〜18日(日) (※火曜日の13日は休廊)
ライブが17日(土)にあります。
1,500円(ドリンク別オーダー) 18時半オープン、19時スタート http://www.satomin.jp/music/06fall.html
出演:
●松本里美(エレキギター弾き語り)
●mama clio:
クリスチィヌ(バイオリン)
植村昌之(ギター・ウクレレetc)
大野慎矢(ガイダ・笛etc)
ロケットマツ(アコーディオン・トイピアノetc)
http://mamaclio.jugem.jp/
●sans deer
杉本卓也(ギター、バイオリン)
長谷川真子(バス−ン、うた)
青木隼人(マンドリン、ピアニカ)
入江泉(ミュージカル・ソウ)

新作版画と共に、演奏をお楽しみください。ちょっとおやつも出ますよ〜〜
FALL
http://fall-gallery.com/
JR西荻窪駅の北口より徒歩2分です。

◆2006年6月4日(sun) 動いてるボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドを見る。

こんなことしていてはいけない、と思いながらも、数日前にAmazonから届いた『モンティ・パイソン・レアリティーズ・コレクターズBOX』に手をつけてしまった。
BOXセットは2本入ってまして、一つは『ドゥ・ノット・アジャスト・ユア・セット』。
ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドが参加しているということで有名で(一部でのみ)、モンティパイソン本ではよく語られているけれど、実際に見たことはなかったし、見れるだなんて思ってもみなかったシロモノ。なので、これがDVDで出ると知った時にはやはり胸が踊ったのでした。踊りますよねえ。
ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドのニール・イネスはその後パイソンズのエリック・アイドルと共にTHE RUTLESを結成。わたしはビートルズよりもラトルズが好きなのよ。そのニール・イネスがどんな風に出ていたのか見たかった。

しかしねえ、そんなの見てる場合じゃないのよねー。だからして、ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドの部分だけ先に見てしまうという荒技に出ました。時々どうしてもスケッチが気になってテリー・ジョーンズの歌なんか聞いてみたり、マイケル・ペイリンのアホ姿を拝んだりいろいろ。「空飛ぶモンティパイソン」以前のものですが、やっぱりおかしい。これが子ども番組だったということが不思議で、どう見ても大人の番組なんだけどなあ。ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドはやはりお馬鹿でよかったです。ニール・イネスは割とクールに出演していて、わたしはこの人が中心になってお笑いやってたのかしらんと思っていたのだけど、一番控えめな感じがした。どこかミュージシャンであることを崩したくないような雰囲気も感じられて、『Feel so ゲイ(勝手にそんなタイトルつけてみました)」という曲では真面目にピアノ弾きながら歌っていて(内容はバカだけど)、やっぱり音楽の人なんだなあと思うわけ。
この番組の雰囲気は「ゲバゲバ」に近い。どんな風に撮影していたのかよくわからないけど、バンドもその場でやってる感じで、以前「ハッチポッチステーション」での演奏についてグッチ・祐三が「人形芝居と同じところで演奏してるところがいいんです」と言っていたように、コントやってるその場でやってる雰囲気が良いのねえ。ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドは全員がお軽いエンターテイナーぶりを発揮していて楽しい。イギリスのミュージシャンは持ってるものの幅が広いと思う。ミュージカルはもちろん、ネタにタップダンスやオペラやトラッド、スタンダード、等々、なんでも歌って踊れる。

ロンドンの街の中でドタバタが繰り広げられる「CAPTAIN FANTASTIC」も楽しい。これに「Moveing Tree(おどろ木)」という木が出てくるんだけど、これって、イギリス独特のポラード処置というのをしてゴツゴツになっている背の低い柳の木なんだよねえ。英国料理の歌もエカッタです。グレーヴィソースを戦地でもリュックに入れて行くんですよ。う〜ん、わたしの作った「Lovely Gravy」を聞いて頂きたいです。
それにしても・・・飛ばしながらといえどもおもしろかったす。

もう一つは『アット・ラスト・ザ・1948・ショウ』というのが入ってます。こちらはジョン・クリースとグレアム・チャップマンのインテリコンビ(ほかの人たちもみんなそうなんだけど)のパイソン以前のもの。ヨークシャーの馬鹿4人、これの原形が入ってるらしい。もぅコレには手をつけないでおこう。今見たら、相当マズイです。ただでもピンチのままなのに。

『ドゥ・ノット・アジャスト・ユア・セット』に出ている役者の一人はなんだか見た顔だなぁ、と思ったら、どうやらそののち「フロスト警部」をやってる役者さんのようで、このかたはしっかり俳優さんみたいです。俳優。ほかのメンバーは俳優とはいえない。なにかなぁ?コメディアン、という感じでもないし、特殊な感じ。

ニール・イネスの聞いたことない曲なんぞ聞いて満足。やっぱりミュージシャンはいいなあ。コントのできるミュージシャンは最高だ!馬鹿やっててもギターが弾ければわたしの場合OKだ。

ここに醜男な絵描きと小説家とギター弾きがいたとして、迷わずギター弾きを選びます(なんでこんな究極の選択しなくちゃいけないのか不明)。だからといって「もてたくてバンド始めました〜」と言う男は最低だと思いまーす。回りにそんな人はいませんが、そんな奴はペットにお尻噛まれなさい。そんなことと関係なく音楽はするもんなのよっ。

こんなことをしながらもなんとか明日の個展の搬入セットは出来上がった。ナンチテ、実は立体作品の補修はまだやっている。
まだあしたがあるもんねー。搬入までにはなんとかなるでしょう。きょうはテレビで「どくろ団」を見て笑った。尺八の声を出すんだけど、うまいのよぉ〜、顔が変だし最高。目の前で見たいなぁ。


◆2006年6月3日(sat) 牧野くん、ギターは楽しいね。


「takuma makino acoustic guitar solo vol.1」

きょうは一日ギターの牧野琢磨くんと一緒だった。ので、まずは牧野くんのことを話そう。
最近ブログができたのでご紹介します。
『うす塩企画 牧野琢磨のホームページ』http://usushio.exblog.jp/

リンクに加えました。
最近アコースティックギターソロのCD-Rを出しました。4曲入り500円。買いました。良いです。女の子の名前がそれぞれについてます。1曲目はGFの名前ですね。やるな。
いつも聞いているのは即興演奏とやはりCD-Rが出た牧野くんがヴァリトンギターを弾いているバンド/Americoのスタイルと、わたしの曲で半分わたしが作ったものをアレンジして弾いてくれているものだけなので、100%牧野くんが作った曲というのは初めて聞いたと思う。牧野版即興の魅力は、そのキレの良さとアグレッシヴさだとわたしは思っているのだけど、このアルバムの曲はやさしさがある。また、きょうちょっと話したんだけど、アメリカのルーツミュジックのような趣きも感じられ、案外そうゆうのも聞くのかな?と思ったりした。
わたしはこうゆうソロのギターのものを聞くのが好きです。デレク・ベイリーなども聞く人だから、そういった感じもあるのかと思いきや、そうゆうフリージャズ風な感じはなく、それはそれ、自分は自分、といった感じの心意気と、荒削りな中に素直なメロディが見える気持ちの良いアルバムでした。4曲目、特に好きです。500円です、安い

7月も牧野くんはサボテンの一員として出ます。31日クロコダイルです。

3月25日にソロライヴ『Rockin'-Talkin' Slide Show!!』をやった時にヴァリトンギターで一緒に演奏してもらったのですが、来週7日にまた「円盤」で一緒にやることになりました。で、きょうは下北沢のスタジオでリハ。
う〜ん、できてた曲ができない(わたしが)。リハ中にもっと違うことができるような気が実はしてきて、迷いが生じたものもありました。1回しか一緒にやってないからで、兎に角初めて演奏する時というのは、サボテンの時でもそうだけれど自分のことで精一杯ということが多い。数回やってる内にほかの楽器のやってることが身体に入ってきて、もっといい感じにできる方法なんぞ見えてくるものだと思う。わたしの場合は歌とギターとですぐにイッパイイッパイです。初めて演奏する時にはやっぱり歌がちゃんとしてなくちゃいけない、と思っているので、ほかのことまでなかなか気が回らないことが多い。たくさん演奏しなくちゃ駄目ね。それでも、ビギナーズラックという場合もあるにはある。わけもわからずエイッとやってとても新鮮な場合もある。サボテンの1st.アルバムは、今聞いても新鮮な感じがする。どのバンドも1st.アルバムは新鮮だと思う。

最近のソロの詩をまとめていたら、だんだん長くなっていることに気づいた。サボテンでもそうで、だんだん長くなってる。最初に作った「エメラルドの山彦」みたいな短くてシュールで素頓狂なものはもぅ作れないな、というようなことをチラと牧野くんに話したら、戻ることはなくてもやっていく中でまたできてしまうこともあるでしょう、と言う。そうだといいなぁ、と実は思っている。

リハをなんとか終えてPIGAへ。あ、その前にわたしは「アジアン・バウンド」に行って津軽塗りの漆職人の牧野さん(こちらも牧野さん)の「かんざし展」を見にいった。そこでまた牧野家のルーツ話。わたしの(旧姓牧野です)家のルーツとどうも一緒らしくて、家紋も同じです。不思議なご縁。津軽塗りのお重はいいなぁ、と思っていたんだけど、値段は相当お高いのでした。出世したら買うことにした。出世って・・・どうなることを言うのだろう。
PIGAで野菜カレーと生ビール。きょうはポール・マッカートニーのバンドのライヴ盤が流れていた。これ聞いてお勉強してしまいました。というのも、名曲ばかりがどんどん続くこのライヴ録音はお腹いっぱいになってしまってクドいんですねえ。ポールはメロディメーカーで、わたしは好きですが、こうやって「Let it be」「Hey Jude」からサージェントペパーズの曲までライヴで演奏されてしまうと、聞いてる方は案外ヘトヘトになってしまうもんなのだなぁ、と思った。売れなかった曲とか、カヴァー曲とかインストとか、入れた方がアルバムは良いなぁ、と思ってしまった。

そこからきょうは新宿へ。ドトールでちょっとコーヒーブレイクしつつ盗作について話す。絵、曲、のほかに、タイトル、バンド名等々怪しいものはたくさんある。
ギター持ってライヴハウスに行くのは嫌だったので、近場のアジアンバウンドで夜やることになっていた三味線ライヴを見ようかな、と思っていたが、急遽ピットインへ大友良英ギターソロに行く。きょうはギターの日。牧野くんも行くというので二人いればギター持参も恥ずかしくないかなぁ、と思ったから。でも、やっぱり恥ずかしかったジャン。男客がほとんどで、女子トイレが空いていて良かったです。1部はちょっと寝た。2部は寝なかった。というのも、あまり大友さんのものは聞いてないけど、ギターソロのCDはエレキギターのものは好きで、きょうも1曲ギコギコガツガツやったものが良かった。どうもやっぱりエレキギターの方が聞くのも演奏するのも好き。これでスッカリ目も醒めて、帰りも牧野くんとアーダコーダと言いながら円盤では1曲弾きまくろう(お互いに)、ということになった。ヒトの演奏を聞くのはやっぱり楽しいし、刺激になるし、お勉強になるもんだな〜。
ギターはいいです。何といってもエレキギターでしょうねえ。好きです。

ところで、帰りの道すがら牧野くんがわたしのことを「ラヴパンチ!」と連呼し、これをわたしが自分で命名したと思い込んでいたらしいことが発覚した。ゆっとくけど、これはわたしが付けたわけじゃないってばっ。ハッキリ言っとくけど。別にいいんだけどね。自分でもたまに言ってるから。
てなわけで、きょうは一日音楽モードで楽しかった。家に帰ると制作途中の立体がゴロンと・・・。そのほか個展展示のためのさまざまな作業が山積みになっていることにウンザリ。あしたやろう・・・あしたできることだから。

◆ライブのお知らせよん◆
6月7日(wed)高円寺『円盤』日々の音楽「服部峻(17才)ソロ」デビュー(ってことですよ)
19:00-/Charge \1000
出演:松本里美with牧野琢磨、服部峻(17才)ソロ、
パグタス、山野井譲
パグタスは都合により出演できなくなりました。またね。

この日は個展の初日です。FALLと円盤、行ったり来たりしております。
■松本里美銅版画&立体個展『絡みつくカタチ-Some Winding Shapes-』http://www.satomin.jp/info/work/fall71.html
西荻窪『FALL』 6月7日(水)〜18日(日) (※火曜日の13日は休廊)
ライブが17日(土)にあります。
1,500円(ドリンク別オーダー) 18時半オープン、19時スタート http://www.satomin.jp/music/06fall.html
出演:
●松本里美(エレキギター弾き語り)
●mama clio:
クリスチィヌ(バイオリン)
植村昌之(ギター・ウクレレetc)
大野慎矢(ガイダ・笛etc)
ロケットマツ(アコーディオン・トイピアノetc)
http://mamaclio.jugem.jp/
●sans deer
杉本卓也(ギター、バイオリン)
長谷川真子(バス−ン、うた)
青木隼人(マンドリン、ピアニカ)
入江泉(ミュージカル・ソウ)

新作版画と共に、演奏をお楽しみください。ちょっとおやつも出ますよ〜〜
FALL
http://fall-gallery.com/
JR西荻窪駅の北口より徒歩2分です。
■『ポチ・たま展』
横浜/伊勢佐木町『松坂屋』 6月8日(thu)〜14日(wed)
4階 美術工芸売場
展覧会名     ポチ・たま展
出品予定作家  青木美和(水彩) 小春あや(パステル・水彩) 寺島茜(油彩) ハヤシマヤ(油彩)
堀田アツコ(水彩・陶芸) 松本里美(銅版画) 山田奈乙介(銅版画) ほか

◆2006年6月2日(fri) マカロン再び


15人の英国で働く女が出てきます。わたしは表紙と中のイラストを数点描きました。


和歌山で作られている「豆炭マカロン」。おいしいとかおいしくないとかの問題ではなく、ちょうど良い大きさと形、そして歯触りでした。

『スルメンズ』ときのうのタイトルに書いたんだけど、これってなんだかバンドの名前みたいんね。ヘナヘナなバンド。でも、違うんだよ〜ん。

きょうの散歩はまんず涼しくて良かった。

きょうも相変わらずのハードスケジュールでした。
まずは東銀座に行って
石井理恵子さんの新刊本「在英/ワーキングウーマン事情」の表紙の色校正。約20kgダイエット成功者デザイナー武ちゃん(雑誌「SWIM」にそのナイスボディが載ってます)と営業から編集まで何でもやってしまう高井さんと、今年も夏には英国行きらしい石井さんと。全員朝型で嬉しい。朝が一番冴えてる。
赤いトレンチは裏がチラとバーバリー風にしてみた。折り返すとヒールだけじゃなくてブーツも現れます。本文にも何点か版画とイラストを描きました。発売日は6月19日ころのようです。外国生活コーナーとかに置かれるらしいです。帯はブルーで、まとまってました。よろしく〜。
フランスやアメリカと同じく、イギリスでも、他国民が働く(入国する)のは厳しくなっているのだそうです。

お先に失礼してローズマリーの生えてる公園(物凄くたくさん生えてます。1年中生えてるのかなぁ)の横を通り伊東屋へ。8Fのミニギャラリーにほかの作家と一緒にわたしの版画も3点展示されてます。ほかの階で文房具など少々買い求める。

お次。有楽町駅へ向かって歩いていてオッと思い出し、交通会館へ。コロ助さん(という人がいる)がわたしがマカロンの事を書いたら、そこの和歌山物産品を見よ、と言うので行ってみた。「豆炭マカロン」という真っ黒なのがあった。備長炭パウダー入りで真っ黒。しかし、形は理想的。和歌山紀州といえば南高梅。梅みそドレッシングというのも買ってみました。
その店の向かいにある和風ラーメン屋が美味しそうだったので柚子ラーメンというのを食す。おいしい・・・歳と共に、いや、昔からラーメンはサッパリ醤油味が好きなのよ。この柚子ラーメンはさらに薄い味でしかも麺がわたし好みの細いので良いです。チャーシューも相当おいしかった。普通はチャーシューが嫌いでラーメン食べないんだけど、サッパリ味の角煮みたいでおいしかった。また行こうっと。
上の階でさらに長崎物産いわしメンチカツとどこぞのだったか忘れたけどごぼうの浅漬けを買う。きょうの夕飯となる。

お次。蒲田のユザワヤへ額とキャプション用スチレンボードと立体制作用の材料を買いに行く。まだ一つ立体を作ろうとあがいている。だって、作ったらきっとかわいいと思うものが閃いたんだもんねえ。今とてもできる状態じゃないけど、もしかしたらできちゃうかもしれないでしょ。だから用意だけはしておくことにした。

やっと帰宅。某外国資本会社のイラストの仕事をガガ〜〜ッとやる。8点。半分やったところでギター練習。ああ、忘れてるところがある・・・。なんとか思いだせたところで今度はきのう作った立体の成形の続きをする。さらに個展の絵につけるキャプションの制作。これらを順グリにやる。
一番楽しいのはギター練習で、その次は立体。あとは楽しくない。仕事は終った。5日締きりなのにこんなに早くできちゃって、信じられんわ。

マカロンですが、きっかけとなった映画「Follow Me」でトポルはレンコートからマカロンを出します。良くは見えないけど、形はコロッとしていて、無造作に出しても壊れない程度に固いんだと思います。いろんな味のクリームがサンドされているものがたくさん出ていて、それはそれで美味しくて好きだけれど、この映画のものは何も中に入ってないメレンゲ(多分アーモンドパウダーの味なんぞするんだと思う)っぽいものなのではないか?と想像してます。カルメ焼きとは違うだろうけど、それに近いチープな物のような気がする。トポルの差し出すマカロンだもの、そんなに高級なものでは合わないと思うんだよね。この素敵なシーンは監督のアイディアなのかな?トポルのアイディアなのかな?もしかしたら共演のミア・ファローが「わたしはこうゆうのは嬉しいの」とかなんとか言って『レインコートからマカロン』になったのかもしれない。そんなことを想像するとさらに楽しい。これからもマカロンを食べつづけるわたしです。

さて、あしたは7日のライヴのためのリハ。下北沢で牧野くんとリハですが、そのあとはPIGAのそばの本屋さん「アジアン・バウンド」に行って漆作家の牧野浩子さんのかんざし展を見てこようかと思っています。あしたは7時ころから三味線の演奏があるそうで、どうせならこれも見ちゃおっと。全然ライヴも見れないし、映画も見れないでいる。久しぶりに音楽。


◆2006年6月1日(thu) 『スルメンズ』




鳥に目を入れた

朝のチィちゃんの散歩もそろそろ暑くなってきたよ〜ん。もぅちょっと早くしなきゃ駄目かも。

やっと立体制作に入る。
と思ったら、朝早くギリギリ女に天からこんな声が聞こえた

『なぁ、オマエ、ここらで一つふざけたモンでも作らんかい?』

そこでわたしは小さな銅版に『スルメンズ』『おたまちゃん』『ちゃわんこ』という3点を一気に制作したのだった。約30分で描画してそれぞれ1時間半ほど腐食した。
作品はいつも大真面目に制作してますが、個展の制作も最後の方になると、いきなりお馬鹿なものがどうしても作りたくなる。今回の3点は以前作ったお馬鹿絵『ぬめり』『くねり』等々と同じテイスト。腐食途中の段階で引き上げて工房へ急ぐ。

腐食をさらに続ける。さらに1時間半腐食することにして、その間に郵便局とGAPへ。きょうも5通ほどしかDMは書けなかった。テンション低い。GAPでちょっと買い物。
勢いをつけて3点とも仕上げた。『スルメンズ』はもちろんスルメ男です。『おたまちゃん』はもちろんおたまじゃくし女の子で、『ちゃわんこ』はちゃわんとわんこです。分かりやすいでしょ。

工房に置いてあったクラゲの絵を持って帰宅。額屋さんから額が届く。箱がちょうど良い大きさで、松坂屋に送る額をこれに詰めてみた。案外入らないので苦労する。こういった梱包作業は実はとても時間がかかるので、作業がなかなかはかどらない。箱詰めはちょっと休憩して、子どもを歯医者に連れていく。歯並びが悪いので矯正の相談をしなければならない。大人になってやるのは大変そうだから今のうちにやっといてあげよう。

夜は仕事漬けとなった。版画制作は終ったけど、立体はこれからで、やっぱピンチのまま。やっと鳥の頭を作りはじめる。石膏のように固まる粘土を使っているが、最近質が落ちているので違う素材を試してみたいと思ってしまった。立体は作りはじめると途中で止められない。おもしろいだけではなく、粘土が固まる前に成形をしたいから。鳥は目の回りの皺がおもしろい。止まらない。でも、多分立体はこれしか新作はできないと思います。去年から作ってきたものを合わせて6点出せれば良いかなぁと思います。

さらに、パソコン仕事に入る。キャプション制作ほかいろいろ。別に入っている仕事も少し。締きりは5日。この日はFALLの搬入日なので、なんとかその前に仕上げなければならない。できるかなぁ・・・
ライブがこのあと三つ決まっているので、それについて少し。ソロが2回とサボテン1回。ソロといっても二つとも手伝ってもらう人がいるので、少しまとめる作業をしなければならない。そんなこんなもしつつ夜はあっという間に過ぎてしまうのでした。
『スルメン』が結構うまく刷れたので満足。





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