2008年4月26日(sat)〜28日(mon)
◆松本里美銅版画個展 & ギャラリーライヴ『Bronze & Willow』京都 Art Space TEA/AKINO(22日〜27日)
http://www.satomin.jp/info/exhib/tea08.html
に行ってきたのだった。
お祓いと個展とライブとおいしいもんと

●4月26日
和ろうそく型タワーが映る京都駅。緑も爽やかな4月の終わりです。

駅から5分の東本願寺。朝早く立ち寄る。誰でも入れるので、わたしも入って、朝の大合唱・・・お経のね、聞いてきました。エレキ持ったような人はいませんでしたが、お咎めも勿論なく、心静かに畳みに座るのだった。 今出川通りのパン&カフェ『ル・プチメック』で、今回も旅の道連れの野田っちと待ち合わせて朝食。店内、「地下鉄のザジ」「気ちがいピエロ」のポスターなどがあり、パリィ〜なわたしにピッタリなかわいい店でした。
すぐそばの安倍晴明の神社に。今回は個展とライブとお祓い旅が目的。この神社でお札など購入。 戻り橋はこの近所にあるのですが、何故か神社の中にもありまして、わざとらしい式神の石像もありました。柳の下には何がいる・・・ 相国寺(昨年は若冲展を見に行きました)を通ってブラブラしながら寺町通りの北の方へ行くと、やはり厄払いで有名な「上御霊神社』があります。5月のお祭りのために豪奢な御神輿が3台出ていました。

お札に願い事と名前を書きます。200円です。

昼前にArt Space TEA/AKINOに到着。マダムは料理の専門家。太巻き寿司をご馳走になりました。

すぐにセッティング。何もないところでやるのには慣れているので、コンパクトかつハイクオリティ(?)、スピーディに完了。リハはなんだか楽しい。
リハ後は少し散歩。賀茂大橋から。鴨川はここで西に賀茂川、東に高野川と分かれる。その真ん中に下賀茂神社。橋の下に飛び石が見えてます。 飛び石は亀と千鳥の石も所々にあります。気持ちのよい春です。 土手の柳。こうゆう形が好きなタイプ。ポラードといいます。枝を切って、低くしてるんですね。木の下にはロビンもシシーもいなかった。
マダムはキッチンにお料理に。野田っちは座席整理と進行と時にはギャルソンに、あるいは話の間の手に。わたしは歌う。 『Bronze & Willow』の解説する 。 ギャラリー入り口。町家と新しい住宅とが並ぶ通りです。TEAと書いてあるので、カフェと間違って入る人もいるらしい。
しゃべる。

また、しゃべる。
そして、第一部が終わります。15席がちょうど埋まって、半分づつで中庭のテラスでケーキセットタイムということになりました。

お客さんはマダム関係とわたし関係と半分づつくらいで、全然見た目が違うのでおかしかったです〜。マダムの中にも歌やお話を熱心に聞いてくれる方もいて、早目にティータイムを切り上げて絵を見てくれてました。よかった。
第二部、またまた、歌う。 またまた、しゃべる。 そして、歌って終わる。2時間弱。
『英国フード記A to Z』はいつも持っていった分売れます。もうなかった。『Bronze & Willow』も半分。これは音楽関係で来てくれた人だけでしたね。やはりちょっとアウエイ感アリですが、これからもがんばりまーす。 ライブ後はわたし関係のお客さんでテラスでティータイム。皆さんほとんど初対面だけど、いい感じでしょ。チーズケーキ、チョコレートケーキ、キッシュも食べてしまった。 左側にキッチン、右側がギャラリー。パノラマ写真の二宮Goofyさんご夫婦、ミュージシャンの浅野くん、大阪の友人キジマン、わたしが唯一ヒトのCDに参加しているのを聞いて興味を持って来てくれたというフル〜タさん、絵のファンでシナリオライターのクリィムさんらと、話は尽きないのでした。その後もFMNの石橋さんやミュージシャンの嶌村さんも来てくれる。お二人とも猫の世話が大変そうだ。
打ち上げはウワサの吉田家さんへ。絶対に一人では行けない場所だった。野田っち、キジマン、クリィムさん、石橋さん、デザイナーのDさんと死ぬほどしゃべる。しゃべっていたので料理のことは忘れてしまった。これはデザートのパイナップルのカラメリゼ。酩酊。昭和な喫茶店を発見したのでそこでコーヒーを飲んでホテルへなんとか辿り着く。長い一日でありましたドスエ。 ●4月27日 翌日は北野天満宮の方へ行くことに。また今出川へ。そこから歩く。上七軒のあたりはお茶屋さんが並んでいました。郵便局もこんな感じ。 左の写真、犬の登録証が東京の4倍大きいので笑ってしまった。ゴシックというのもなにやら笑える。右は和菓子屋。北野天満宮のお茶会にはここのお菓子が出るそうな。わたしもおみやする。きれいな干菓子。
上七軒歌舞練場入り口。北野天満宮のあたりは「北野をどり」、祇園のあたりは「都をどり」という。舞妓ハンには遭遇せず。 北野天満宮のお嫁入り。エエねえ。 牛、牛、牛、牛、ウッシッシー。牛は大事にされてますが、最近になってそのゲップが温暖化の原因にもなってるチュ〜発表がありましたね。アッチャ〜
牛、人 河原町まで戻る。「おめん」でうどん。鯖寿司付き。薬味やお野菜もたくさんついていて、お腹いっぱいになります。
この陽気な音は!ちんどん通信社さんのちんどんです。ホラ、クラリネットはフレイレフ・ジャンボリーのリーダーの瀬戸さんだよん!手を振ってくれました。わたしを見つけて、ピンポイントで『黒猫・白猫(クストリッツ映画)」から『ブバマラ』を演奏してくれました。嬉しいよねえ・・・・拍手。 河原町ではいつもオクノさんの珈琲屋「六曜社』さんで休みます。きょうは「インド」という珈琲と、サクサクモチモチのドーナッツを。DMも置いてもらっていたのでご挨拶なんです。

「パララックスレコード』さんへもご挨拶に。個展のDMと『Bronze & Willow』を置いていただいています。その上の棚に牧野くんのCDもありました。どちらもよろしくね。

ギャラリーへ行くと、高校の時の友人や、フレイレフ・ジャンボリーのキュートなドラマー太田ピカリちゃんが来てくれていました。嬉しい!ピカリちゃんは音楽センスも良いけど、興味を持って見てくれる絵も独特でおもしろかった。また一緒にやりたいね、とか、フレイレフじゃない版の「アントニオの卵」がどんなだったかなど、楽しいお話。全員ケーキ2個づつ食す。 昼は瀬戸さん、夕方はピカリちゃん、と『B&W』関西支部の二人に会えて嬉しかった。参加メンバーが世界にまたがると、きっと凄いことになるのだろうなあ。高校の時の友人が『B&W』を買って帰っていきました。忘れそうになっている当時の友人に「宣伝よろしく〜〜」!!サササとある程度の搬出荷造りをする。機材類をまずは・・・AKINOさんお世話になりました!バイバイ〜 ギャラリーから、キジマンに教えてもらったバス37番に乗って、三条へ。木屋町通り脇を流れる高瀬川。個展のある間の土日に、パーカッションの池田安友子さんが「三田村管打団?」のライブを京都に入れていれていたのですヨ。見たいなあ、と一緒にライブをした時にチロッと言っていたのですヨ。これも今回の京都での楽しみの一つでした。
木屋町『UrBANGUILD」。初めての場所。川のある町は気持ちがゆったりして良いですねえ。昼間は暑かったのに、夕方からひんやりしてきました。京都はロンドンみたいだなあ。 全員集まると14人くらいなんだろうか・・。管楽器と打楽器のみのバンド。チューバにはフレイレフのメンバーで、フレイレフ版「モリー・ゴングの一生」をアレンジしてくれた河村さんもいる。でも、この日は遅刻だった!! 個展も終わったし、厄払いもしたし、ビール飲んで楽しいライブに行くなんて、なんて素敵!!この日は5歳のパーカショニストがゲスト出演。これがもうかわいい、だけじゃなくて即興詩人なのだった。安友子さん、楽しい夜を本当にありがとー!このあと先斗町のおばんざい屋さんにてまったり。またもや濃い一日でした。
●4月28日新京極にある『蛸薬師堂」。 ご本尊?蛸壺を抱いてます。後ろの木型のようなものがきれいだった。 左手で頭をなでると病気が治るんだとか。おまじないも唱えなくっちゃ。
鴨川を東へ。祇園へ向かいます。『床』。昼間でも風情がありますね〜 祇園です。『八坂神社」はオレンジ色。時間制限アリなので、このあたりまで。中にある美人になる水は見逃さず。ヒタヒタと顔につけてきました。 キャロサンプ野田さん。今回もギャラリーライブのセッティング、食べ物屋さん、移動、写真、チケット等世話になった。しかし・・・食べるよね・・・しかも、歩きが速いのでほとんど一人で歩いているのと変わりません。
なんとはなしに横ちょを曲がって祇園の歌舞練場の前を通っていくと、京都最古の禅寺『建仁寺』が。今回予定外ながら、一番よかった場所。栄西禅師は中国からお茶の種を持ってきた人とかで、喫茶の祖らしい。 たまたま国宝『風神・雷神図屏風」の特別展をやっていた。コ・コレは!見たい。普段は複製の展示のみだそうだ。拝観料500円。写真OK。質実剛健武士っぷりがよい。俵屋宗達。 緑色は緑青。この盛り上がり具合はどうだ!800年たって、なお、この鮮やかさはどうだ!実際に見てみないとこの迫力は伝わらないかも・・・。
『京都へ行こう』の図。◯△□乃庭。潮音の庭、共に禅庭だ。この写真のあたりやふすま絵は波がイメージされているのだと思う。枯山水のすばらしい庭です。 歴史のお勉強をしているような、まさしく鎌倉時代の書院造り。床の間や段違いの棚、欄間もその特徴ですね。畳もこの時代からだし、障子も襖もそうだろうから、日本家屋の基礎といえるんですねー、やっぱ良いですね。 ふすま絵は「方丈」というタイトルで波の絵が古いようだったけれど、その他にも橋本関雪という近代の日本画家の作品が描かれていました。どれも風が吹いているようなサラッとした動きのある絵で、哲学的だ。
庭のはずれに『お抹茶室』。500円でいただけます。お菓子には抹茶がチラリ
と施され、庭の苔をイメージしているのだそうな。しっとり休めます。
『東陽坊』内部。秀吉が催した北野の大茶会の時に利休の高弟東陽坊が担当した茶室。二帖台目席の模範的な茶室とか。 庭師のおじさんが説明してくれた。客人は頭を下げて入り、頭を下げて出る。ココが出口。主人だけが普通の大きさの入り口から入る。この部屋では誰もが平等ということだ。

18世紀にできたお堂内。天井絵「双竜図』は2002年のもの。デッカいです。でも、そんなに感動的ってわけでもなかったな。

『京都芸術センター』の中。木の廊下がギシギシいっていい感じのところです。ここのカフェでランチ。ホテルの真ん前だった。錦市場で買い物をして、明るいうちに東京へ戻りました。もっといたかった・・・ 八坂神社前の「いづ重」の鯖姿寿司と桜鯛の笹寿司。錦市場で買った若竹寿司と蛸入りいなり、ギャラリーマダムのお土産のお漬け物各種、が帰宅の日の夕飯になりました。歌って語って拝んで美味しく楽しい京都の旅、これにておしまいぃ〜、またねぇ〜〜〜

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