|
■■■ 『モリー・ゴングの一生』 mp3
松本里美(vocal, electric guitar)
近藤達郎(electric organ, )
ナスノミツル(erectric bass)
植村昌弘(drums)
オランウータンのモリーが4月30日(2011)亡くなった。
まだモリーが上野動物園にいた時、わたしは良く彼女に会いに行ったのだった。場所はナイーヴな彼女を思ってか、出口そばのひっそりしたところだった。窓から「モリー!」と声をかける。興味がないと知らんぷりだけれど、わたしには最初から片目のまぶたを持ち上げて見つめてくれていた。その仕草がなんとも悩ましかった。
滅多に人がこない場所だったから普通に声を出してしゃべりかける事もあった。一人の夫との間に4人の子どもを生み、絵も巧みに描いて、外の壁でたまに個展も開いていた。インドネシアから船に揺られてやってきて、
「どう?不幸?それとも幸せかしら?教えて」
と何度か問いかけたことがある。
そしてこの曲を書いたのだ。
チャーミングでユーモアがあった。素敵な女よ。
本当はゴングなんて名前じゃないけど、わたしが勝手につけたんだよ。
それからちょっとして彼女がいつもの場所からいなくなってた。上野動物園の案内所で尋ねたところ、オランウータンは多摩動物園に集められることになったのだという。今まで一人で過ごしてきたけれど、ほかの仲間とうまくいくかしら?それとも楽しく暮らせてるかしら。ちょっと遠くなってしまい、行こう行こうと思いつつ、結局行けずに終わってしまった。ゴメンね、モリー
彼女お様子は動画で見ることができていた。Tシャツが大好きで、絵も良く描いていた。勿論個展も!!!楽しく過ごせていたようで本当によかったよ。
59歳4ヶ月。世界最高齢だった。何かしてあげたいなあ・・・・
もう一度声をかけたかったよ。歌も歌ってあげたかったよ。
だから、ライブでやったこの曲をUPしてみた。
天国に届きますよ〜に!
●LIVEの写真はコチラから
http://www.saboten.biz/live/live57.html
|