●三日目●


ウナギに始まり、ウナギに終る日。
食べ物マーケットは楽しい。そして、日本人美術家の人と会い、さまざまな方向へと話がふくらんでいきました。
石井さんとの取材第一の旅の中、たった1回の単独行動だったのがロンドン・アイ『観覧車』でした。
これをはずすわけにはいかないわたしです。

 

(日記に載せていたものなので、一部書いた日のことが書かれています。また、新たに加筆しています。)


■EAT & MEET in LONDON ■

Vol.6:マーケット
9/July-sat


BOROUGH MARKET

きょうは台風で雨・風強かったり突然やんだりと不穏な空気なのだった。英会話レッスンのため広尾まで行く。E先生の部屋に入ると亡くなられたご主人のための祭壇ができていて、「お盆だから」とのことだった。わたしもおみやげのロータスティを祭壇に捧げて拝ませていただく。レッスンといってもわたしのロンドン話しなのだけど、最初から最後までやはりテロに終始しました。一通りわたしのリポート話しをしたあと、たくさんの質問を受けた。「何故テロが起こったと思うか」とか「何故あの若い青年たちはあんなことをしたと思うか」とか政治的かつ心理的かつ社会的かつ歴史的なことを聞かれ、普段使わない脳細胞を使ってしまった。日本語でも難しいのになぁ・・・。その場で辞書をひきつつ「I think〜〜〜」とか「Maybe〜〜〜」とかの文章で、ハッキリ思うところが答えられない自分にイライラしてしまった。ロンドンのBBCニュースで実行犯の隣人や友だちなどのインタビューはよく見た。とても狭い世界で暮らしているようだった。
若い人たちが集まる場所は決まっている。彼等の信じるものはその中にある。・・・などとしゃべってみるのだが、とりとめもなく、語彙が少ないだけじゃなくて、問題が難し過ぎる。突っ込んだ質問に答えるということは普段なかなかない。でも、外国人と話すとたびたびそういった状況にでくわす。
「何故、そう思うのか?」「あなたの意見を聞きたい」ということになる。外国人アーティストはビックリするほど自分のことをたくさんアピールするけれど、相手についても突っ込んで聞いてくる。最近少し慣れてきた。
工房で新たな版を作る。8月のグループ展のために大きいものを制作する予定。台風のせいでたったの二人しか作業に来ていなかった。

BOROUGH MARKET PHOTOS

肉屋 さかな屋 手前サバ、おいしい
バター イチゴイチゴ ケーキケーキ


ビールビール ブラックプディング ポークパイほか
パン 牡蠣 生ジュース製造機
きのこの山 ほとんど青汁。 ファイト一発!

無造作なのに、どうしてこんなに美しいんでしょう・・・

7月9日土曜日はマーケットに行きました。マーケットはいろいろ行きましたが、この日は食べ物のマーケット。まずは最寄り駅Hollwayへ。やはりピカデリーラインは不通。少し先まで歩いてHIGHBURY駅まで。ここはヴィクトリアライン。動いている。1 day travel ticket 4£。これで一日バス・電車乗り放題です。ジュビリーラインも動いているので、GREEN PARKで乗り換えてLONDON BRIGH駅へ。テムズ川の南側です。この日も朝は涼しかった。

ここにBOGHROU MARKETはあります。金曜日と土曜日だけ開かれています。
たくさんの人がはやくから来ていて、試食したり、その場で食べたりとマーケットって本当に楽しい。我が家のそばの大田市場ほどは大きくないけれど、それぞれの店が個性を持っているところが良いですよ。

途中、石井さんの知り合いの現代美術家横溝静さんとおちあう。
横溝さんは主にロンドンで活動しています。ニューヨークや日本でも個展をして活躍している方です。わたしよりずっとお若いが、わたしと同じように普通の4年制大学の哲学科(!)出てから美術をはじめていて、なんとなく親近感がある。わたしも持っているillyのアーティストカップ&ソーサーにも作品が使われていて(わたしのはデヴィッド・バーンの「エイリアン」なの)、さらに親近感が湧いてしまう。さらにどうしたことかサボテンまで知っていて(なんて言い方をしてはいけません、サボテン結構有名なのねえ。というか美術やってる人に知ってる人は多いのかも知れません)、この方はいい人に違いない、と思ったら、本当にいい人で、このあととてもお世話になってしまったのでした。

ワイン、ベリー類、トマトや人参など夕飯用に買う。牡蠣も食べてしまった。おいしい。
ここでウナギ料理を発見。出発前からウナギの話題はたくさん出ていて、どこへ行ってもウナギを探してしまうのだった。このウナギ料理は勿論買って帰りまして、夕飯のメインディッシュとしました。


マーケットの外れにあった魚屋さん。
フウナギはちょっとお高めですね。



にぎにぎしくあらせられる『ジェリード・イール』。ウナギの煮凝りですね。これがもぅしょっぱいったら!でも、写真はとてもきれいだと思うんですよ・・・・ね。



ケースの上にモルトビネガーとコショウとタバスコが置かれていました。モルトビネガーかけて食べてみたかった。

このBOGHROU MARKETにあった魚屋さん。ここには貝類が数種類ありました。全部剥き身の状態でしたが、ムール貝やアサリの間にはさまって、恭しく『ジェリード・イール』はあったのでした。『E』はEelです。

ウナギの話題は、このあとにもっと濃厚な話しとなって出て来ますが、著者の石井さんが一度行ったことがある、というテムズの中洲「Eel pie island」の話しから始まりました。へえ、そんな島があるんだあ〜、と興味を持ったのは、その島のある場所ティッケナムのミュージアムが持つサイトにここが「British R&B」の郷、のようなコラムが載っていたからで、是非ともわたしもそこへ行ってみたい!と思ったのでした。
「Eel pie island」はThe Whoのピート・タウンゼントの持つレーベルと同じ名前なわけで、The Whoも出ているThe Whoのアルバム「四重人格」を元にした映画「さらば青春の光」にもそれらしきメニューが出てくる。
最初はEel Pieを捜していたわたしたちですが、Pieの存在はどうも今では皆無に等しく、ウナギ料理はジェリード・イールまたはシチュード・イールに限られるいるような気がしました。
本にも書かれていますが、この魚屋さんでわたしたちはこのウナギ料理の食べ方を聞いてみました。女性の店員さんは「わからないわ、だって、食べたことないもの」と顔をしかめて言うのでした。店主は親切に「このジェリーの部分は食べんでもよい。食べるのならコショウをかけて食べてみな」と教えてくれた。

ロンドンへ出発する前から石井さんとわたし、そして今回本の校正といくつかの英語のWeb Siteの訳などを手伝ってくれた友人の野田氏と共に盛り上がっていたのは、この「Eel」と「Marmaite」でした。「Marmaite」はそのサイト事体がのけぞるくらいに面白くて、行く前から気持ちが悪くなるほどでした。でも、これは日本でも手に入りますから(大きなスーパーにはあります)ある程度の想像はつきますよね。でも、「Eel」についてはまったく手がかりがありませんでした。
「うなぎパイ」は浜名湖名物。それとは全然関係ない食べ物だろうとは思いますが、「イール・パイ」ってどんなのだろう?とあれこれ想像していました。でも、結局「イールパイ・アイランド」はあっても「イールパイ」は無かったのでした。これはまた、別の日に書きましょう。

「Eel」で盛り上がったのは、もちろんわたしがバンドをしていて、さらにイギリスのロックが好きだからにほかありません。ティッケナムの博物館で制作しているサイトの「イールパイ・ホテル」の部分は想像力をくすぐるなんともいえない甘酸っぱい香りがしました。それは、60年代初頭のエレキギターを抱えた若者の熱気かもしれません。それまで流行っていたジャズではなくて、アメリカから入ってきた黒人のブルージーなノリが黄金の(!)UKロックの基礎となり、そしてそれがこの地で生まれた!なんて聞いたらそりゃあワクワクするでしょ。ストーンズの初期のあのガツガツしたR&Bが、ブライアン・ジョーンズのしょっぱい歌声が聞こえてくるようです。早くそこへ行きたい。とは思いましたが、ホテルはもぅずっと以前に消失しているのです。でも、やっぱりそんな話し読んでいたら行きたくなるでしょう?ね

出発前、石井さんに「松本さん何でも食べられますか?うなぎも食べてみますか?缶詰もあったような気がするのですが、それも食べてみる勇気ありますか?」と尋ねられました。勿論わたしの返事は「食べますよ!当然です」でした。
しかしながら缶詰を見つけることはできませんでした。(06/2/3 記)




■EAT & MEET in LONDON ■

Vol.7:観覧車にのろう
9/July-sat


LONDON EYE


お店には長蛇の列が。さぞやおいしいのでありましょう。

グリーンのワンピースがかわいい店員さん。
うれしそうにかぶりつく男。テーブルの上にはモルト・ヴィネガーが必ずあるようです。
味はない・・・だから自分で味をつけるのかもねえ。
ベンチスタイルの椅子がレトロで良いのですけど。ああ、どうしても味だけは誉めることができないっ!

9日土曜日BOROUGH MARKETをライターの石井理恵子さん美術家の横溝静さんと3人でブラブラしたあと、もぅ少し奥の方へ歩いて行きました。本のためにとある食べ物の実態調査。横溝さんが「ここはどうよ?」という店を見つけておいてくれたのでした。閑散とした街ながら、ところどころに裏原宿風な店があるようなところ。そこに長蛇の列ができていて、わたしたちの胸も期待(おいしいという期待ではない)に打ち震えたのでした(そうでもない)。概してイギリスの食べ物はベチャコラしている。上流階級の人はベチャコラしていない食べ物を知っているが、そうじゃない人たちの層が厚い。
で、その店の食べ物は、わたしなりに一言で表しますれば、
『謎の液体Xの存在にイギリスを見た!』という感じ。写真参考に想像してみてください。

勿論ウナギの店です。
相当古い店のようでした。ここのことは本にも書いてありますが、店事体はとてもレトロな雰囲気でいい感じなんです。その後とある雑誌を見たら、この
「PIE & MASH」のお店の中は打ち付けてあるベンチと大理石の貼ってある木のテーブルというのが基本のようで、まさにここもそうでした。TAKE AWAY(日本で言うテイクアウト)にたくさんの人が並んでいました。とても安い・・・。その雑誌によれば戦争中肉が不足していた時にはウナギは重要なタンパク源だったので普及したが、戦後は段々食べられなくなった、ということらしい。結局裕福な人は肉を食べるようになったんでしょうねえ。ウナギは誰が食べているのか。

お目当ては勿論
「EEL & MASH with LIQUOR」です。メニューにはジェリード・イールもありましたが、もぅ胸がいっぱいで・・・。こちらはマーケットで買ったのでここでは頼みませんでした。


謎の液体Xがドップリかかったウナギ。
ウナギ事体は白身の淡白なお味ですが、このソースもなんの味もないのでございました。

一番人気と思われる「パイ&マッシュwithリカー」たっぷりのミルクティーといかが?
グニョッとしてグチュッ。ナイスな感触。

どうやら客の大半は「PIE & MASH」を御所望のようでした。眺めているとサクサクしているようでおいしそうだったので、これを二つとウナギひとつを注文して3人で食べました。
このLIQUORが曲者なのだった。約10日あまりの滞在で一番インパクトがあったのがコレでした。みなさん、ロンドンへ行ったら是非食べに行ってください。みなさんの感想が聞きたいです!
このリカーソースはほのかにグリーンです。店員さんはそのパセリソースの色のユニフォームなんですよねー。パセリソースといってもほとんどその香りはせず、感触はただコーンスターチでとろみを付けただけのようなものでした。いくら舐めてもわたしにはその味がしなかった。さて、サクサクしておいしそうなミートパイのようなもの、期待に胸をときめかせ(ウソ)ナイフをいれますると、サクッどころかグニョオ〜〜〜っとしてグチョ〜〜〜〜ッとした第二の謎の液体Zとひき肉らしいものがでてくるのでございました。実はわたしはグチョ〜〜っとした雰囲気の者がチト弱いのでございます。しかし、これはミートパイなのだろう、と口に入れますれば、肉はどこか・・・?ハッキリ言ってしまいませう、それはドッグフードのようなものでありました(ごめんなさい、ごめんなさい、許して)。ドッグフードもウチのちぃちゃんはもっとおいしそうな物食べてます(ごめんなさい、ごめんなさい、許して)。

コーンスターチ味ばかりのこのソースもカオスな味でしたが、わたしはこのパイの中の肉汁のようなものだけはついにお残ししてしまいました。そういえば石井さん完食してなかったっけ?!

後日、東京に帰ってきて試食会をしました。このソースはインスタントの粉が売られていて、それも出したのですが、これの方がバター味がついていておいしかったのでした。ロンドンの店は老舗風でしたので、きっと「元祖」の味だったのだと思います。インスタントのものは多分邪道なんだよね、わたしは邪道のものの方が良かったけど、「元祖」は「元祖」の趣きがあるのでございましょう。本当に賑わっておりました。

(06/2/3 記)



最近はやりのガストロバプ。オヤジはいない

そのガストロバプの向い側にあったパンクな洋服屋。オンドリだらけ。ここで「闘鶏」模様のTシャツを買った。ウィンドゥにピンクのガストロパブが写り込んでいた。


イヤハヤ、ここで3人相当盛り上がりまして、しかし、どうしても口直しがしたい、お茶でもしましょうよ、と横溝さんが案内してくれた店は今ロンドンで流行りらしいガストロパブ。食べ物が充実しているパブということで、日本のカフェみたいな感じでした。パブはパブだから勿論ビールも数種類飲めるし、デザートもソフトドリンクもサラダも日本のカフェと変わらない雰囲気でした。オシャレな感じですよ。代官山かと思ってしまいました。
石井さんは今回ほかの仕事も持っていっていて、いろんな人にインタビューをしていたのですが、横溝さんも実はそのひとりでした。インタビューをしているあいだわたしはビール飲んでおつまみ食べてカプチーノも飲んだ。インタビューにわたしは部外者なので黙っていようと思ってはいたのですが、しかし、そのインタビューが興味深かったのでつい口を挟み、ご迷惑おかけしました。日本と外国の画廊のシステムの違いやアーティストとして外国で暮らすことについての話しがおもしろくないわけがないし、わたしは部外者でもない。石井さんのこちらの本もよろしく。(と、宣伝しておきましょう)

一通りインタビューが終ったあと、実は・・・とわたしは横溝さんにお願いごとをしました。約20年も前のこと、東京で一緒に演奏をしたサックス奏者のロル・コックスヒルに連絡をとってもらおうと思ったのでした。

『ロンドン行くならロルに会おう』、と出発前に唐突に思ったのでした。


「Satie's Company/サティーズ・カンパニー」

ロルは2回来日していると記憶しています。2回とも突然段ボールが呼んだのだったと思います。1回目の時(1983)に早稲田大学の中でサボテンと一緒に演奏をしましたhttp://www.m-bros.com/saboten/photo01.html。のちにフランスのNATOレーベルから Sept Tableaux phoniques Erik Satie 「Satie's Company/サティーズ・カンパニー」というアルバムになりました。オムニバスです(NATO 59)。(最近たまにCDで見かけます。お薦め)
その後90年代にもぅ一度来日したのですが、実はその時わたしは行けなかったのでした。行けなかった理由を語るのは難しいんだけど、簡単に言えばその頃あまり外に出てなかったし音楽を聞く状態になかったため、何故か動けなかったのです。ベースのイヅミちゃんがせっかく誘ってくれたのに行けなかった。あとで「サトミはどうした」と言っていたと聞いて、後悔しました。長い人生そんな時もあります。
それから数年たってまったく別人のようになってしまったわたしは、「そうだ、ロルに会おう!」と思ったのでした。

ロルの近況はまったく知らなかったのだけど、幸い調べて教えてくれる親切な友人に恵まれて、すぐに連絡先がわかりました。そのあとすぐにHP発見。何故そこんとこ気づかなかったのか不思議なのだけど、ロルの娘さんの制作している立派なHPがあったのでした。見ると、いっぱいGIGしている。そんならGIGみたいじゃん。というわけで娘さんにメールでGIGの予定を聞いたんですよ。
そしたらカナダツアーから戻ったら会いましょう、と言ってるというのよ。んで電話くれ、って言うのよ。んだけど、こっちも予定が過密なわけよ。んだもんで説明が難しいのよ。んでもって約束事をするための英語力に自信がないので、つい最近日本人ノイズ関係ライヴをロンドンでみて興奮したという横溝さんに中に入ってもらったのでした。
その日はずっと留守だったのですが、その翌日も何度も電話をかけてくれて、そのおかげで無事にロルには数日後会うことができたのでした。 めでたし。and 野田さん、クリス・カトラーさん、突段蔦木俊ちゃん、ほとんど通訳してくれた石井さん横溝さん、みなさんありがとうございました。
ロルとの再会話しは後日また。

LONDON EYE


Westminster Bridge から見たLONDON EYE

シェイクスピアのグローブ座

テートモダン(フリーダ・カーロ展)

テートモダンの中
テートモダン前ミレニアムブリッジ ブルテリア多し 鉄の輪、いいっ!LOVE!

乗り込みます 20人くらい乗ります 向こう側Waterloo Bridge
森に埋まった自転車。いいっ! テムズ東 テムズ西

この日はこのあとひとりでブラブラして単なる観光客になるのでした。
朝は涼しかったのに午後は急に暑くなってテムズ河畔散歩はソフトクリーム嘗めながら。テートモダンはフリーダ・カーロ展、これは日本で見てるからパス。無料の展示だけでも楽しかった。そしてやっぱり乗ってしまいました、世界一大きいロンドンの観覧車、LONDON-EYE。色、白一色できれいだと思いました。自転車のホィールのようなシンプルなデザインでカプセルもガラス張りでかっこいいです。
でも、眺めがどうもねえ・・・ビッグベンくらいしか目立ったものがないんだよねえ。ロンドンって平たんだし、なんとなく曇っているし、ぼぅ〜っとした印象。これって食べ物と似ている。ぼぉ〜。カプセルは20人くらい乗ってしまうのですが、できたらもっとコンパクトな人数のカプセルがいい。
「観覧車に乗ろう」はサボテン『つづく夢』の入っている曲です。こうやって回るもの、鉄の巨大建物が好きです。東京タワーと観覧車、なんて美しいんでしょう。この写真の時すでに8時でしたがまだまだ昼間のような明るさで、Waterlooの橋は見えたけれど、サンセットにはほど遠いのでした。
THE KINKSの曲「Waterloo Sunset」を一応レイ・デイヴィス風に鼻声で歌ってみました。歌のように雑踏の橋を眺めながら。


地下鉄の入り口にはPOLICEMAN



ダブルクリームとシングルクリーム、濃度が違います。

相変わらず地下鉄はまばらな運行で、B(B&Bではない)に辿り着いたのは9時半ころ。マーケットで買ったおいしそうな品々でディナーにする。

イギリスのワインというのは初めて飲んだけど、売っているのも白のみで、あまりポピュラーとは思えない。ドイツワインのようなトロッとした甘味ではなくて(これはドイツではアウスレーゼという良いワインほどそうなのだけど)飲みやすい。あとで知ったことだけれど、どうやら温暖化のせいかイギリスのワインも有名になってきたようで売れているのだそうですよ。

ベリー類のためにダブルクリームを買って帰った。シングルクリームもためしに買ったが、こちらはコーヒーに入れるくらいだった。

メインはウナギ。・・・・・・・
白身ですからねえ、白ワインと良く合いまして結構でございますが、魚屋の店主が言っていたようににこごり部分はしょっぱすぎて食べれない。身だけたべました。しかし、塩だけであまりにも単一な味のため沢山はとても食べられないのよねえ。結局残してしまいました。
それに比べて、チーズとパンのおいしいこと!スティルトンもチェダーも本当においしくて、チーズ、ワイン、パン&ベリー類で幸せです。

ほとんど一人でワイン飲みまして、いい気分で5分で眠りにつくのでした。



夕餉です。チーズ、ワイン&ウナギです。
スティルトンチーズはおいしい。

ジェリード・イールでうれピイ。

BACK PAGE
NEXT PAGE

HOME


2006 (c) Satomi Matsumoto