50年代末から60年代中頃まで、モッズを席巻したのは、イタリアのモダンなデザインでした。労働者階級の、まだ車を持てるほどでもない青年たちはこのランブレッタに乗る、ベスパに乗る。最初は簡素なスクーターだったのだ。せいぜいフォグランプをつけるとか、シートをヒョウ柄にするとか。あの「さらば青春の光」で見られるミラーだらけのスクーターは、モッズも一時下火になったあとの70年代のネオ・モッズの頃のことのようで、この映画が火付け役だったのかもしれない。
わたしは今でも、メンズファッションはモッズと1930年代だと思ってる。ただ、現代においてももう(多少の変化はしつつも)トラディショナルといっても良いほど定着している、という意味で、モッズファッションが男の基本だろうが!と思えるようになってしまいました。わたしが男だったら、やっぱりこれを基本にして、そいでもって「オシャレ裏番長」としては、そこに超クラシックなアイテムや、ヒップなアイテムなんぞをコーディネートすると思うなあ〜。(モッズの〆でした)
スクーターに乗る時にはヘルメットとゴーグルをしましょう。20代、バイクに乗ってた時期があります。空軍風にキメることができなかったのが残念でした。ゴーグルだけはそれっぽいのを持ってたのですが・・・もうちょっと種類が増えると良いなあ、と思います。